後輩:センパァ~イ、最近ハマッているものがあって…それで、相談を受けてほしいっす。
先輩:なんだよ、泣きそうな顔して。
後輩:痴漢にハマッているっす。
先輩:よし、ケーサツ行こうな、な!
後輩:ああああああああ
先輩:まさか、こんな別れが待っていようとはな…残念だよ。
後輩:違います! 痴漢AVのことっす!
先輩:HAHAHA、そんなことだと思ったよ。
後輩:でも、痴漢って犯罪じゃないですか。俺、ゆがんじゃったのかな、って…。
先輩:あのさー。
痴漢AVみている人が痴漢衝動かかえているわけじゃないしさー。
猟奇殺人小説を好きな人が、猟奇殺人を起こしたい衝動をかかえているわけでもないのだよ。
後輩:た、たしかに…。
先輩:満員で逃げられない女性…死角からまさぐられる羞恥…しかし、快楽がカラダを襲う…やがて…
なんて、興奮しないわけないじゃん!
まさぐるエロさ!!
後輩:そ、そうか、俺は正しかったんすね!
先輩:(それはどうだろう…)じゃ、今回は「痴漢AV」を取り扱ってみよう!
先輩:痴漢AVは言うなれば、制服コスAVと同じもんだよ。
先輩:ウェイトレスもメイドもOLもスチュワーデスもエレベーターガールも、セックスしないはずの衣装・状況でセックスしちゃうっていうのは、征服欲がびんびん刺激されちゃうらしいよ。
先輩:…学生服は、ほら…経験ある人もいるだろうけど、俺とかないし…やっぱり、憧れもあるし…セーラーもブレザーも可愛いじゃん? ぐすん。
後輩:…………。脱線しているっすよ。
先輩:「痴漢ってしちゃいけない」ってことだからこそ、むしろ興奮するってことだよ!
先輩:痴漢って、残念ながら実在する犯罪なわけだけど、しちゃいけないそれを、ちょろっとみれちゃう禁忌の映像作品がAVだと思うの!
だから、大丈夫なの!
先輩:これを見て痴漢したくなっちゃうような人間は、満員電車で自分の尻をもんでろ! って、某掲示板にあった!
後輩:オナニーは、やっぱり自己完結が大事っすね
先輩:なにより、犯罪の痴漢と違い、AVの痴漢は「超・痴漢」と呼んだほうがいい。
後輩:痴漢を超えた痴漢…!?
先輩:超・痴漢ここをチェックポイントその1:カメラアングル
当然、AVには触覚がない。それが一番の弱点だ。しかし、神の目ともいえる「カメラアングル」。
これにより、まさぐられるパンツの具合や、逆さ撮りと呼ばれる手法が取り入れられることになる。これは、映像作品ならではだ。
こんなアングル、視聴者だけのもの
後輩:それ、騎乗位を後ろからみたり、他のAVでもなんでもアリじゃないですか!
こんなアングルも、視聴者だけのもの
先輩:うるせえ、いきなりいちゃもんか! ぐすん。
先輩:主観ではないからこその強みが、痴漢AVでは大きくプラスになっていると思うんだよ。ぐすん。
先輩:たしかに、痴漢だけじゃないけどさー。ぐすん。
後輩:…………。チェックポイント1ってことは、2もあるんすか?
先輩:ぼく よくわかんない(うじうじ)
後輩:心よわっ
後輩:今日のセンパイは、役に立たないバージョンのセンパイだ…俺がなんとかするっす…。
後輩:なにより、痴漢AVにハマっているのは俺っす! このまま、どこの馬の骨とも知れぬセンパイに魅力を語られるわけには…!!
後輩:超・痴漢ここをチェックポイントその2:焦らし
どんな企画AVも、挿入までのシチュエーション・設定がどれだけマッチするかは大事だと思うっす!
もともと痴漢なんて、さわさわするプレイなので、ここが作りこんであるAVはお気に入りに即登録、即リピート!
“痴漢妄想だけで濡れる超敏感娘”より。おさわりプレイがいい!
後輩:超・痴漢こだわりポイントその3:立ちプレイが充実!
立ちプレイって、いつもと違う!
立ちバックや立ち手マンをわざわざ探しちゃうような、がっつく人にはお得!
疲れた人には、電車でもバスでも座席プレイもあるから安心っす。
“間違えたフリして女子校通学バス..”より。満員なんだもん、立つしかないよね!
後輩:ちなみに! 焦らしに特化した感じでは「対面座席で脚を絡ませても抵抗しない女子高生はシートに染みがつくほど感じていた」シリーズがオススメっす!
痴漢作品全般を取り扱った記事なので、いちば~ん上になんの作品を載せようか迷ったっすが、オススメを載せちゃったっす!
後輩:足だけで、ぐりぐり痴漢しちゃうこの作品、最高の焦らしが堪能できると思うっすよ!
先輩:しかし…超・痴漢だからこそ…弱点もある…
後輩ごときに、この問題を解決できるかな……!?
後輩:センパイからの挑戦状…!
先輩:…痴漢作品は、リアルを求めれば求めるほど「フェチ」作品にしかならない…。
後輩:おっぱい触ったり、お尻にこすりつけたり、逮捕されたり…つまり、そこまでっすもんね。本当なら。
先輩:生おっぱいすら…拝むことはない…
後輩:大多数の痴漢AVは、もはや半裸レベルでずっこんばっこん、気づいていない人間すら堂々といるという「ファンタジー」には違いないっす。
先輩:痴漢AVって、つまるところ最大の魅力の痴漢シーンってチャプターの途中までしかないじゃんじゃんじゃん
後輩:たしかに、チャプターの後半は、ただの「大人数乱交AV」に成り果てている作品があるのも事実っす…!!
痴漢の範疇かどうかは疑問
先輩:…それでいいのか…? 痴漢AVはファンタジーなのか、リアルは目指さないのか…?
後輩:でも、俺はたどり着いたっす。
先輩:…な、なに…?
後輩:リアル痴漢に近づけば近づくほど、むらむらするだけで終わるっす。おっぱいに肘を押し付けたり、股に太ももを押し付けたり、逮捕されたりするだけっすから。
後輩:で、世界中の男性のむらむらパワーが溜まるっす。
後輩:むらむらパワーが溜まると、発射欲がたまるっす。それを果たすために、天からの使いがやってくるっす。
先輩:(誰だよコイツ…)
後輩:痴漢AVは、人知を超えた聖域ならぬ性域! セックスシーンがあっても、みんなしあわせなんだから大丈夫っす!!
先輩:俺は…リアルを求めすぎていた…というのか…!? みなの思い…AVの本質が…見えていなかった…だと…!? ぐふっ……
後輩:人類の煩悩の結晶、集合体…それが、AVなんすから!
先輩:チーン
後輩:痴漢待ちの少女とか(作品名:「痴漢待ち少女M 川上奈々美」)、逆痴漢(作品名:「逆◆チクビ痴漢 W 相沢恋 長谷川夏樹」)とか、もうわけわからない煩悩が形になっているんすよ! こまけぇこたあ、いいんす!
後輩:とにかく! 元のセンパイに戻ってください!(そして仕事してください)
先輩:チーン
後輩:今の俺にできることといえば…ええと…、そ、そうだ!
(お尻さわさわ)
先輩:あっ
後輩:(お尻さわさわ)
先輩:////(照)
後輩:////(照)