1. メイン
  2. AVアイドル名鑑
  3. 北条麻妃(ほうじょうまき)無料サンプル
  4. 北条麻妃AV女優インタビュー

【第1回】白石さゆり時代の肩書きは作られたもの!?AVデビュー10周年を迎えた北条麻妃さんが遂にXCITYに登場!【北条麻妃 人気AV女優インタビュー】

2016.06.03

白石さゆりとしてデビューして、北条麻妃に改名し今年で通算10周年!今だから言えるデビュー当時のお話など赤裸々に語ってくれました!

  • Q. デビュー10周年おめでとうございます~!
  • 北条麻妃(以下、麻妃) 「ありがとうございます。早かったですね。最初の2年半は緊張しすぎて、AVっていうものが訳も分からず、何をしていいのか掴めないまんま過ごしてしまったせいもあって、本当にあっという間に感じますね。10年って長いですし、特にAV業界の基準で考えるとかなり長期間になるんでしょうけど、AVのことをきちんと理解できるようになったのはここ数年なんですよね。フェラ一つとっても深く考えてやるようになったのは数年なので、自分にとっては短く感じるんです。 」
  • Q.デビュー当時のインパクトが強くって、いまだに忘れられないんですよね~。
  • 麻妃「ファンの方にもよく言われます。北条になって7年なんですけど、いまだに白石のデビュー作が一番良かったって言われるんですよ。ちょっとショック…。 」
  • Q.ショックですか?だって衝撃的でしたもの。業界のことなど何も知らない若奥様がAV業界にやってきて、何も分からないままにベッドに横たわっているんだろうな~って、ヒヤヒヤしたので(笑)
  • 麻妃「まさしくそうなんですよ。何も知らなかったから「これでいいの?」って思いながら撮影日の1日を過ごしていたんですから。その期間は、何かを調べることもなく、周りを見ずに月に一回の撮影をしているだけだったんです。だから、北条になってプレイのジャンルを広げたら「元はこういう人じゃなかったですよね?」みたいなことをいろんな人から言われるようになって、私ってどういうイメージだったんだろうって、その時に驚いたんです。 」
  • Q.個人的な意見ですが、何らかの理由があってAVに出ているだろうけど、見たところ悲壮感もないし、きっと男性にいろいろされてる意味も理解できないんだけど、不思議とヤミつきになってしまった女性なんだろうなぁと感じていましたね。危なっかしくもあり、ミステリアスでもあり…。
  • 麻妃「あぁ~、そういう風にも見えるんですね~。 」
  • Q.正直、「嫌」という感情も「嬉しい」という感情もデビュー作の中からは感じられなかったんです。私の勝手な妄想なんですけど、それが他のAV女優さんには感じたこともない浮世離れした魅力があって、だから忘れられないんですよ。
  • 麻妃「感情がないことから『マグロ女優』ってネットでも書かれてしまったんですよ。本当に、嫌とも良いともどちらも感じることができなかったことは事実なので、そのご意見が事実ですよ。 」
  • Q.その危うさが人を惹きつけたんですよ。これまでのAV女優さんにはないオーラを放っていたので。
  • 麻妃「あはは…危うさですかぁ。今は全くないからなぁ(笑) 」
  • Q.いえいえ~。でも、お名前が変わって、痴女を演じるようになった時にはビックリしましたね。「え?あの清楚な美女に、こんなにボキャブラリーがあったとは!?」って。
  • 麻妃「ボキャブラリーはなかったんですよ。だって「淫語」って言葉自体知らなかったんですから。「淫語って何ですか?」ってこのレベルだったんですよ?(笑) 」
  • Q.北条さんなら「そうだろうなぁ」って思います(笑)
  • 麻妃「ですよね。(笑)だから、最初に「今日は淫語モノです」って言われたときに、訳が分からなくて「参ったな~」って感じで、そうしたら監督が急きょ、画用紙に淫語を書いてくれて「こういう言葉を淫語っていうんだなぁ」と思いながら、撮影したんです。たしか、白石時代の後半の頃ですね。 」
  • Q.痴女ではなく、淫語プレイをやるので精一杯だったんですね?
  • 麻妃「そうそう。痴女とは言えないですね。淫語を言っているだけで、責めてないの。だから、北条になって痴女をやり始めたときは辛くって。責めるのは苦手分野だったんですけど、外見の影響で徐々に責めるだけの役が多くなっていって。 」
  • Q.そうですよね。凛としたお顔だちの美熟女さんに責められたい男性は多いですから。
  • 麻妃「でも、人って得手不得手があるじゃないですか。それができて当たり前みたいに思われてしまうのが、まぁ辛かった(笑) 」
  • Q.そんな苦労があったとは…。そう感じさせないほど、魅惑的でしたので。
  • 麻妃「慣れるまでは大変でしたよ~。レズも増えていったんですけど、どうしても私が責め役になって、初めての子を受け入れることが多いんですよ。 」
  • Q.それはハードルが高い!
  • 麻妃「そう~。ちなみに私のレズの初めての相手は、風間ゆみ大先生なんだけど、緊張しすぎて記憶がないの。女の人とキスしたのも初めてだし。何をどう責められたのか、何を言われたのかも全く覚えてなくて。ただ「おっぱいが大きくて羨ましい~」って思ってたことだけは覚えているけど。だから、いざ自分が責め役になった時には大変で(笑) 」
  • Q.まさか、その時には自分が逆に立場になる日がくるなんて思わないですよね~。
  • 麻妃「そう、考えたこともなかった。それが今は「レズデビュー作」という子と組むことが多くなっちゃったから大変で。感情を込めるのが大変。初めて会う相手だし「この子がどういう人なのか?」「どういうところに感じるのか?」それを引き出すそうするんだけど、引き出せないまま終わってしまうこともあるし。感情を大事にする監督とは仕事が合わなかったなと反省点もあって…。 」
  • Q.なるほど~。肉体的に絡み合うだけではなく、精神的な変化までドキュメンタリーとして収めたいと考える監督もいますからね。でも、それはかなり上級のレズビアンでない限りは難しいと思います。
  • 麻妃「そうなの~。本当に難しいですよね…。 」
  • Q.そもそも、デビュー前はパートナーを責めるということはあったんですか?
  • 麻妃「ないの。いつも受けいれることばかりだったから。しかも、年上の方ばかりで。だから、最初の撮影で溜池ゴローさんが相手だったのは安心感もあったの。受け入れていればいいという、プライベートの感覚に近かったから。 」
  • Q.「女にとってセックスとは受け入れるもの」という考えだったんですか?
  • 麻妃「はい。しかも、年上の男性をね。でも、2回目の撮影からは大勢の相手がやってきて、経験したことのないことだし、責めることも経験がないから、自分の中にないものをやってる感覚で…。 」
  • Q.さぞかし背徳感もあったでしょうね。当時は金沢からAV撮影のために東京に通ってるセレブ妻でしたものね?
  • 麻妃「あ、あれもう時効です(笑) 」
  • Q.時効?
  • 麻妃「あれは白石さゆりさんの肩書き。当時の事務所の社長がイメージ作りが上手な方で、そういうイメージを作ってくれたんです。今でもファンの方の中には、そう信じていらっしゃる方もいるようですが「あれは白石です」と、皆さんにも言ってるんです~。私の中では、もうなかったことになっているので(笑) 実際には旅行で一回行っただけなんですよね。でも、ファンの方に叱られたことがあるんです。イベントで「僕、金沢から来たんです。北条さんも金沢ですよね?」って言われたんですけど、まだ本当のことを公表していなかったので「う~ん、いいところなんでしょうね~?すみません。あれは昔の話で…」と言ったんです。そうしたら「酷い!僕凄く親近感わいていたのに。もう二度ときません!」って帰っちゃったの…。 」
  • Q.あらら…とても繊細な方。その辺の説明は難しいですね…。
  • 麻妃「難しいですよね~。 」
  • Q.北条さんに限らず女優さんって、一度ついたイメージを変えるのは難しいのかも。今でも金沢在住のセレブ妻というイメージはありますもん。
  • 麻妃「う~ん、難しんですよね。でも、北条になってから7年で、しかもいろんなジャンルを解禁してきたので、「なんでもやる人」というイメージに変わっているはずだと思いたいんですけどね。どっちがいいのか分からないんですけど…(笑)。 」
  • Q.そのデビュー当時のイメージを今も抱き続けている方は長年支えてくれているファンであることは間違いないし、無理に変える必要もないのかも。
  • 麻妃「そうですね。ありがたいですよね。 」
  • Q.ちなみに私が北条さんに抱いているイメージは『男性の理想そのものの女性像』なんです。Sでもなく、Mでもないけれど、Sの時は男性はこういう態度を求めているんだろう。Mの時はこういう反応を求めているんだろうというのが伝わってくるんです。
  • 麻妃「わぁ、そういう風に見えているんですね~。なんだか凄いなぁ(笑) 」
  • Q.極端な役柄でも男性の理想という枠の中にピタッとはまっているので、そういった意味で『ザ・AV女優』だなって感じているんです。
  • 麻妃「なるほどね~。でも、言われてみると確かにそうなんですよね。役にハマっているかどうかは別として、性癖としてはドノーマルで、普通にエッチしてるだけなら色気も面白味もないのかもしれない。だから、私の仕事を知っている男性は「こんな事を言って!」と言ってくることがあるんですよ。 」
  • Q.それはプライベートで?
  • 麻妃「そうそう。だから「カメラが回ってないところで言わないですよ~」って言いますけど(笑)男性って自分の理想にハマると「きっと、この人は普段からこういうことを言ってくれるんだろう」とか「いろんなことをやってくれるんだろう」と思いこむみたいですね。でも、そう言われてもスイッチ入らないこともありますからね~(笑) 」
  • Q.そこまで思い込ませるのって素晴らしいですよ。それだけ、痴女の時は痴女に、Mの時はM女になりきっているという証ですものね。
  • 麻妃「そうだといいですが。 」
  • 次回は、AVデビュー秘話から驚きの縁で北条麻妃としてデビューする経緯について語ってくれます。
    お楽しみに!!
  • →北条麻妃さんの動画が見放題!作品一覧はこちら
  • (取材・文=文月みほ)