【後編】「友達から“歩く性欲マシーン”って言われるぐらい男遊びにハマっていました」。かつては男がオナニーグッズだったと語る黒川さりなが、ＡＶの世界に入って撮影でしかセックスしなくなった理由を語る！【黒川サリナ 人気AV女優インタビュー】
2019.02.21
- ――中２で初体験の彼氏と別れて、さらに不登校の引きこもりになったということですが、それから男性とは全く無縁の日々だったんですか？
- 黒川しばらくそうでしたけど、中３の時に爆発したんですよ。
- ――爆発というと？
- 黒川いろんな男性とセックスしました（笑）。
- ――引きこもりなのに、よく出会いがありましたね。
- 黒川お母さんの彼氏のおかげで外に出るようになったら、すごくナンパされるようになったんですよ。家から駅まで歩いている途中でナンパされますからね。それで爆発しましたね。
- ――具体的な数で言うと、それぐらいですか？
- 黒川１週間で７人、一カ月で31人みたいな。もう片っ端です。その１年で体験人数は100人を超えましたからね。もうヤリ過ぎて何人とヤッたか覚えてないです。
- ――すごいな。さすがにナンパだけじゃ、そんな数は行かないでしょう。
- 黒川たとえばナンパで１人と知り合ったら、それをパーッと広げていくんですよ。ねずみ講みたいな（笑）。「誰か友達紹介してよ」「みんなでゴハン行こうよ」みたいな感じで、いろんな人と知り合って。
- ――穴兄弟だらけだ（笑）。それは単純にセックスが好きだからヤッてたの？
- 黒川寂しかったのが大きかったのかな。母子家庭だったから、父親の愛も知らなかったし。ただ、ちゃんと気持ち良さもありましたよ。
- ――相手の年齢は同世代？
- 黒川同世代にナンパされることはなくて、みんな年上ですね。20代から30代ぐらい。
- ――危険な目には遭わなかったんだ。
- 黒川運が良かったのか、特に何もなかったですね。今は怖くて絶対に出来ないですけど。
- ――セックスする場所も色々？
- 黒川そうですね。外もあるし、ホテルもあるし、相手の家もあるし。でも、ほとんど思い出せないですね。何も印象のないセックスですよ（笑）。
- ――もちろんフェラはしない？
- 黒川一切しないです！
- ――本当に挿れるだけだ（笑）。
- 黒川前戯はありましたよ。前戯ないと濡れないんで。
- ――それだけ頻繁にセックスしてると性器も痛くなりそうだけど。
- 黒川痛くなかったです。今もそうですけど鉄マンなんで。どれだけ撮影でセックスしても、全然痛くならないんですよ。
- ――それだけ派手に男遊びしていると、お母さんも心配するでしょう。
- 黒川「この子、遊んでるな」ぐらいには思ってたでしょうけど、お母さんは放任主義なので、あまり干渉してこなかったんですよ。
- ――記憶に残らないようなセックスばかりして虚しくならなかったんですか。
- 黒川虚しくなるから、ひたすらヤルんですよ。ただ、そうやって遊んでいた時期は１年ぐらいで、高１で落ち着いたんです。
- ――何かきっかけがあったんですか。
- 黒川高１で渋谷のギャルサーに入ったんですよ。
- ――分かりやすい高校デビューだなぁ（笑）。
- 黒川ギャルサーに入って、友達の輪も広がって、誰彼構わずやるってのはなくなりました。
- ――ギャルサーだと、チャラい男との出会いも多いでしょう。
- 黒川サークル内は色々ありましたけど、逆に私は病気とかが怖くなっちゃって、普通にギャルサーの活動を楽しんでいました、
- ――どういう流れでギャルサーに入ったんですか。
- 黒川その当時、前略プロフィールというのが流行っていて、それを通じて誘いがあったんです。話を聞きに行ったら、みんな、めっちゃ可愛くて。女性ファッション誌のモデルさんが何人もいましたからね。それで「すごーい！ 入りたい」ってなって。
- ――黒川さんがギャルって、今の見た目だと想像つかないなぁ。
- 黒川めちゃめちゃギャルでしたよ。肌は白かったですけど。
- ――ギャルサーの居心地は良かったんですか？
- 黒川良くないです（笑）。もともと引きこもりだった人間からしたら、みんな、めちゃめちゃパリピなんですよ。なので私は、みんながイベントでパラパラやったり、ダンスをしたりして頑張っている姿をビデオカメラで撮るみたいな係をやっていました。
- ――ギャルサーの裏方だ（笑）。
- 黒川みんなやりたがらないから積極的に「やります！」って言って。それでも最初は高３だった先輩が良い人たちばかりで楽しかったんですけど、その人たちが卒業したら嫌になって高２で辞めました。
- ――ギャルサーで男との出会いはなかったんですか。
- 黒川イケてる子たちはいっぱいあったと思いますけど、私は一切なかったですね。ただ、めっちゃ好きな人がいて、先輩なんですけど女性ファッション誌の読モをやっていて、すごくカッコ良かったんです。その人に、ずーっと片思いをしていたんですけど、私が思い切り好きアピールをしても全然気付いてくれなくて。結局、その恋は実らなかったですね。あの時は純情な少女でした（笑）。
- ――ギャルサーを辞めてから男遊びはどうだったんですか。
- 黒川中３の頃ほどじゃないですけど、かなり遊んでました。友達に「歩く性欲マシーン」って言われてましたからね（笑）。あと「男好き過ぎてついていけない」とか。とにかく寂しかったから、誘われたら誰でも良いぐらいの勢いでした。さっきも話しましたけど、たぶん父性愛が欠けていたからでしょうね。虚しいセックスをしてましたよ。なので、この頃のセックスにも何の思い出もないです。
- ――彼氏は作らなかったんですか？
- 黒川それから、ちょこちょこ彼氏は出来たんですよ。ただ長続きはしなくて。たとえばギャルサーを辞めてから、年上の女友達と一緒に年齢を誤魔化して１回だけホストクラブに行ったんですよ。そこで席に付いた人と付き合いました。
- ――たった１回の来店でホストと付き合えるってすごいじゃないですか。
- 黒川「こいつヤレそうだ」って思ったんじゃないですか（笑）。付き合ったと言っても都合の良い女で、たぶん別に本命はいたと思います。
- ――長く交際した経験はないんですか？
- 黒川私が18歳の時に付き合った５個上の彼氏とは２年ぐらい続きました。当時、私はアパレルで働いていて、隣のお店にいたスタッフさんです。いつも話すたびにミルクティーを奢ってくれるから、良い人だなと思って（笑）。それで仲良くなって付き合いました。
- ――その彼氏と付き合っている間、他の男とセックスすることはあったんですか。
- 黒川一切しなかったです。私は彼氏がいると一途なんですよ。
- ――その彼氏とのセックスはいかがでしたか？
- 黒川これが、めちゃめちゃ気持ち良かったんですよ。超相性が良くて、中イキを初めて知りました。その人には、ちゃんとフェラもしてました（笑）。同棲もしたんですけど、彼のほうが浮気をして、それが原因で別れましたね。
- ――ちゃんと長く付き合ったのは、その彼氏と、初体験の彼氏ぐらいですか？
- 黒川もう一人います。友達の紹介で付き合った同じ年の彼氏で鳶の仕事をしていた人です。
- ――鳶職ってやんちゃな人が多いイメージだなぁ。
- 黒川実際にやんちゃでした。もう手に負えなかったです。女癖は悪くないんですけど、酒癖が本当に悪くて、いつもケンカしてましたね。
- ――その彼とのセックスはどうだったんですか。
- 黒川最悪でした。早漏過ぎて、３コキぐらいでイッちゃうんですよ（笑）。それまで彼はオナニーしたことがなくて、女性経験人数も１人だけ。なので私で快感に目覚めたみたいで、会う度にしたがるんですよ。
- ――もう手コキで済ませばいいじゃないですか。
- 黒川実際、TENGAでやってあげたこともありました。でも「TENGAじゃ嫌だ」ってことで、しょうがなくしてたんですけどね。
- ――その彼とは、どうして別れたんですか。
- 黒川その人が飲酒運転をして、思い切り事故って意識不明になって、一時的に記憶喪失になったんですよ。それでもリハビリしていくうちに回復して、私のことも思い出したんですけど、その過程を見ていくうちに本当に嫌になったんです。こんなことが再びあったら、私の心臓が持たないと。それで「今後もつるんでいる飲み友達といるならやっていけない。その友達と関わらないんだったら一緒にいるけど、続けるんだったら別れる」って言ったんです。そしたら友達を選んだので別れました。
- ――まだ23歳なのに、めちゃめちゃ波乱万丈な人生だなぁ。ＡＶの世界に入ってから男関係はどうなんですか。
- 黒川その酒乱の彼と別れてからは、めっちゃ落ち着きました。もう男なんていらん！ ってなってます。今はお仕事が彼氏だと思ってますし、彼氏ができたとしても、ＡＶのお仕事を理解してもらうのも難しいと思うし、すごく我慢をさせる訳じゃないですか。なのでプライベートでは全くないですね。撮影でセックスできれば、それで満足です！ 撮影中にしっかりイッてますし（笑）。
- ――オナニーはします？
- 黒川ＡＶのお仕事を始めてからするようになりました。もっぱら電マを使うんですけど、それまでは男がオナニーグッズでしたからね（笑）。
- ――オナネタは何ですか？
- 黒川森林さんのセックスを思い出しながらが多いです。
- ――デビュー作で初カラミした相手じゃないですか。
- 黒川それから現場で何回も会ってるんですけど、いつも変わらず優しくて、気遣いがあって、安心感もある。セックスはもちろんですけど、雰囲気も性格も含めて好きですね。現場にいたら最高です。
- ――最後にＡＶ以外でチャレンジしてみたいことは何ですか？
- 黒川最近、ドラマに出させて頂いたんですけど、雑誌のグラビアだったり、バラエティだったり、ＡＶ以外のお仕事も幅広くやっていきたいですね。
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- （取材・文＝猪口貴裕）
