【前編】天真爛漫、愛されキャラからは想像しにくい、インパクトありすぎな生い立ちエピソードの数々&働きまくった青春時代から一転、AVデビューを決めた、イかす理由とは?!【三田杏 人気AV女優インタビュー】
2018.06.14
- ――今年は5月に発表された『DMM.R18アダルトアワード2018』の最優秀新人賞にノミネートされていた三田杏ちゃん。テレビのバラエティ番組出演も果たしたり、ますます注目される存在になってきているよね。
- 三田杏(以下、三田) ありがとうございます!
- ――AVデビューをする前は、介護士をしていたんだって?
- 三田そうなんですよ。15歳から18歳まで介護士として働いていました。
- ――あれ?ってことは、高校は行かずに働いてたってこと?
- 三田はい。高校には入学する予定だったんですが、その時は家にお金が無くて制服が手元に届かず……。入学して3日で退学になりました。
- ――それ、インパクトありすぎな生い立ちエピソードだね!お家がそんなに裕福ではなかったってことなのかな?
- 三田ですね。はっきり言ってド貧乏でした。私は8人兄弟の下から2番目なんですよ。構成は男4人、女4人です。父と母が離婚をした時、全員がお母さんについていったので、生活が本当に大変だったんです。
- ――8人兄弟!それをお母さんが女手一つで育てたってことだよね?失礼を承知でお聞きするけど、どんな生活をしていたの?
- 三田スーパーでおひとり様1個のカップラーメンを、何回も服を変えて並んだり。あとは公園の食べられる雑草をサラダにしてましたね。お姉ちゃんが草の種類に詳しくて(笑)。たぶん、図書館で調べてたんじゃないかな。
- ――予想以上の貧乏話が飛び出してきた!
- 三田あと、誕生日プレゼントはほっともっと弁当のから揚げでした。滅多に食べられないんで、この時はとばかりに(笑)。
- ――凄いな……。しかし8人も子どもがいて離婚するって、ご両親はなかなか勇気のいる決断をしたね。 。
- 三田お父さんが別の若い女と浮気して子どもをつくっちゃったんですよ。もともと、お父さんは「子どもは野球チームをつくれるくらい欲しい」って人だったらしくて、お母さんとは8人で打ち止めだったけど、その浮気相手の子も含めれば目標は達成したことになりますね(笑)。
- ――そこそこ重い話のはずなんだけど、杏ちゃんの明るい笑顔でまったくそんな風に聞こえないのが不思議。
- 三田だってお父さんのこと、別に恨んでないですもん。この仕事をしている理由のひとつに、お父さんが私のことを気づいてくれたらいいなっていうのもあったので。
- ――とはいえ、15歳から社会に出て働いているわけじゃない。周りが高校で遊んだりしている中、自分の状況をどう思ってた?
- 三田とにかく忙しく働いていたんで、周りのことはそんなに……。まず一日のスケジュールが本当に時間刻みでしたから。遊ぶ時間なんて考えられないくらい。
- ――そんなにストイックに働くような生活をしていたの?
- 三田まず朝6時から8時45分まではかつやっていうお店の朝バイトをして、その直後から17時までは介護士の仕事。終わったら、ガソリンスタンドで働くか、そこがシフト的に暇ならかつやに入るか。とにかくもう働いて、働いて、働いてっていう日々でした。
- ――それ、ハードすぎでしょ!普通なら青春真っ盛りの時期に……。恋愛とか、できてた?
- 三田17歳の時に彼氏はできましたよ。初体験はその人でした。でも、彼は学生だったので時間が合わなくて別れちゃいました。結局、その人とは7回くらいしかエッチできなかったんですよ。
- ――回数、覚えてるんだ(笑)。
- 三田たまにヤリたいな〜とは思ってたんですけど……。その欲求を自分で口に出すことは最後までできませんでした。これは今でも同じで「エッチしたい!」って自ら求めることはできないんですよ。
- ――さり気なく、その気にさせるとかも苦手な感じ?
- 三田そうですね。彼は私に性欲があることを知らずに去っていった可能性は高いと思います(笑)。
- ――でも、その後は間もなくしてAVデビューとなったわけでしょ?経験値としては明らかに足りてないような状態だったのに、よくAVに出ようなんて思い立ったね。
- 三田実は、お母さんが膠原病の進行で左半身が動かなくなっちゃって、生活ができなくなったんですよ。
- ――なんと……。それじゃあ、AVデビューは家族を助けるために?
- 三田それに近いです。最初は顔バレを危惧して、風俗店で働くことを考えたんです。ただ、日々の労働の厳しさのことを思うと勇気が出ませんでしたね。まず、男性経験が少ないので自分からサービスをすることが難しいかも、と思ったんです。
- ――なるほど。それならAVの方が向いてるかもって思ったのかな?
- 三田はい。あと、ぶっちゃけ「いいセックスを学びたい」って思ったことも理由のひとつですね。
- ――何それ、カッコイイ。
- 三田だって、本当に性に関する知識が乏しかったんですよ。駅弁だの、イラマチオだの、ぜんぶデビューしてから知ったことです。アダルトVRなんて、撮ったあとでどういうものなのか知りましたし(笑)。
- ――だったら、デビュー作の撮影の時なんて何もかもが新鮮に感じられたんじゃない?
- 三田それが、デビューの時のことってあんまりよく覚えてないんですよ。面接から撮影の間の期間がすごく短くてスピード感がありすぎたからかもしれません。撮影自体は緊張しすぎて気持ちが変な感じのまま、あっという間に終わった印象です。デビューしたって実感したのはDVDが出来てからですね。
- ――デビューから数か月経ったけど、当初の目標だった「いいセックスを学ぶ」ことはできているのかな?
- 三田正直なところ、まだわからないです。でも、少しずつ成長はしていると自分でも思います。今までは作品の中でほとんど受け身だったのですが、徐々に責める側も増えてきて楽しいですね。フェラはまだ自信はないけど、手コキは男優さんをちゃんとイカせてあげられたのでちょっとイケるかもって思ってます。
- 次回は、三田杏ちゃんの性癖について探っていきます!
お楽しみに!! - (取材=もちづき千代子)