【後編】自慢のスレンダーボディは騎乗位の賜物!?&役にはまり切れなくても、台本にあれば意地でも涙を流すプロ魂を見た!【美谷朱里 人気AV女優インタビュー】
2019.01.31
- ──じゃあ、まだ聞いたことがないので、朱里ちゃんの初体験を伺いましょうか。 美谷朱里(以下、美谷)15歳の時に、同い年の彼氏の家でしました。
- ──その人とはどういう出会いだったの?
- 美谷中学生の時に委員会が一緒だったんです。
- ──初めてのSEXはやはり痛かった?
- 美谷あんまり痛くなかったです。そんなに大きなモノではなかったので。でもその人とは3回くらい(のSEX)で別れました。
- ──私生活の性体験の相手は何人?
- 美谷2人です。
- ──年上の彼氏と恋愛してSEXのよさを知ったと言っていたよね。
- 美谷はい。居酒屋のバイト先で知り合った7歳上の彼氏と16歳から18歳まで付き合いました。
- ──その彼は、SとかMとか顕著なものはある人だったの?
- 美谷いえ、普通の人でした。
- ──プライベートのSEXは特にこんな状況でするのが好き、というのはある?
- 美谷普通に部屋で、寝る前にいちゃいちゃから始まるというのがいいですね。
- ──2人が寝るベッド以外の場所でしたことなどは?
- 美谷働いていた居酒屋ですね。人が少ない時にこっそり。でもやっぱり、普通に部屋でするほうがいいって思いました。
- ──前戯はクンニを長くやってほしいなどのこだわりはあるの?
- 美谷そんなにこだわりはないですね。
- ──そういう日常で、朱里ちゃんはどういう際に自分がMだなと認識したりするの?
- 美谷私、Mっていうのを勘違いしてたんですよ。何かをやってと求められて、わかりましたやります、っていうのがMだと思ってて。首絞めたり、はたかれたり、罵られたりすることは興味ないし、されたこともなかったんで。
- ──彼氏の要求に応えてあげることに喜びを感じるの?
- 美谷はい。彼氏にゴックンしてって言われた時は喜んで飲みました。
- ──さすがにこれだけは拒んだという要求はあった?
- 美谷1回、お尻でしてみたいと言われてちょっとやったんですけど、痛すぎて、嫌ですって言いました。
- ──それがあって、AVではアナルを解禁してないんだ?
- 美谷そうです。絶対やりたくないですね。とにかく痛いのは嫌なので。
- ──M性のある女性で、バック責めされらながらお尻を叩かれるのが好きって言う人はけっこういるけど、そういうライトなスパンキングは?
- 美谷相手によりますね。男優さんでも、ちゃんとコミュニケーション取れる人だったら信頼して任せられるって感じです。でも、基本的にはスパンキングはNGにさせてもらってるんです。叩かれるとイラッとしちゃうんで(笑)。
- ──でも、いろんな作品に出演して、特にこの仕事はキツかったというものはある?
- 美谷まだ発売前なんですけけど、ミルっていうメーカーの作品ですね。
- ──「完全着衣」のカラミが売りのメーカーだよね。
- 美谷はい。これくらい(指を広げて約10数センチ)のヒールを穿いて、1カラミの撮影が3〜4時間かかって、それがけっこうしんどかったですね。スタイルのいい身体を見せるということが売りで、1回決めた位置でじっとして体勢を崩せないんですよね。それで立ちバックでがに股とかを何10分もとかやったんですよ。
- ──一方、シリアスなドラマ物でも確かな演技力を発揮している作品、いっぱいあるよね。
- 美谷監督さんや相手の男優さん次第でドラマ物も楽しんでできます。たとえば私が犯されて寝取られるというシーンなのに、男優さんの変なアドリブとか、何でこんなとこを? っていう所を責めてこられると「この人、私を寝取る気全然ねぇな」って思って冷めちゃうんですよね(笑)。
- ──なるほど(笑)。
- 美谷それで台本に「泣ければ泣いて」って書いてあったりすると、えげつないなって思う(笑)。
- ──ハハハ。きついねそれは。ここは泣かなきゃという場面では自然と涙は出せる?
- 美谷相手の男優さんが上手なら、自然に役に入り込んで泣ける感じに最近なってきました。
- ──それは成長だよね。
- 美谷そうですね。で、今言った冷めちゃってえげつないなって思った時は、悲しいことを思い出して意地でも泣きます。あと、こんな気持ちになってる自分に泣けたりとか(笑)。
- ──惨めな私って実感したら泣けるよね(笑)。
- 美谷そうやって泣いて、終わりよければすべてよしみたく締めくくりたいなと。
- ──いまだに初めてのジャンルの作品に臨む時って、デビュー作みたく緊張する部分はある?
- 美谷そうですね。台本(の書き込み具合)を見ると、メーカーさんや監督さんの熱量がどれくらいあるかってわかるので。
- ──あー、そうだよね。
- 美谷なおかつ、期待してくれているっていうのがわかるメーカーさんや監督さんだと緊張します。むしろ、昔よりもそういう緊張は高まってるように思います。
- ──知名度とスキルが上がるにつれて期待の大きさが膨らむし、これくらいのプレイ出来て当たり前みたいに思われるのはしんどいよね。
- 美谷そうなんですよね。何本も撮ってくれてる監督さんは期待してくれてるのがわかるので、頑張ろうって気分が上がるんですけど、初めて会う監督さんで、私の過去を全然知らずに、いまだに「痴女ってできる?」っていう人もいるんで(笑)。
- ──美谷朱里で検索くらいしてから臨めめよという話だよね。そんなAV監督いるの!?
- 美谷けっこういます(笑)。
- ──去年の出演数は本当に多かったけど、月平均何本出ていたの?
- 美谷15本くらいです。
- ──すごい! まず、それだけ仕事が来るというのは喜ばしいことだよね?
- 美谷そうですね。でも体調を崩すんで、最近は減らして月12とかです。
- ──あらためて、これだけ人気者になった理由はどこにあると思っている?
- 美谷やっぱり一生懸命さだと思います。ルックスはよくないのに仕事が来るというのは。
- ──ほんと相変わらず自己評価低いね(笑)。デビュー作から騎乗位の美しさとエロさが特筆ものだったけど、やはり2人目の彼氏と経験してはぐくまれたの?
- 美谷そうですね。でも、AVで回数を重ねていくうちに、騎乗位の気持ちよさを知ったっていう感じですね。
- ──引き締まったボディと綺麗な背中のラインは、やはり長年やっているダンスの賜物?
- 美谷それもありますね。ずっとヒップホップとかジャズとかいろいろやっていたので。でも今は撮影しかやってないんで、それのおかげです。一生懸命身体動かすし、汗もすごいかくし、騎乗位ばっかりなんで。
- ──あー、相当な運動量だからね。最後に、今後、美谷朱里としてどこまでやっていきたいと思っているのでしょう。
- 美谷他に向いていることは特にないんで、AVのお仕事があるうちは続けていきたいと思ってます。
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- (取材・文=沢木毅彦)