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「こんなイベント、あの頃のAV業界ではありえなかった!」熟女女優賞ノミネートに感激!90年代と現代のAV業界を知る綾瀬麻衣子、27年越しのAV愛と賞への意気込みを聞け!【特集!スカパー!アダルト放送大賞2020】

2020.01.14

熟女賞ノミネートおめでとうございます。まずは率直なご感想をお聞かせ願えますでしょーか!!

綾瀬麻衣子

感激…ですね、頑張ってきてよかった! これにつきます!!

そ、そこまで!

綾瀬麻衣子

ノミネートされたよっていう知らせは、「綾瀬さん、スカパー!アダルト放送大賞のノミネートが決まりました」なんてシンプルなものでしたけど…これ、私にとってはものすごいことが起きた瞬間でした。

いまからもう30年近く前、18歳でこの世界に入って、一度辞めて…今またこうして綾瀬麻衣子として業界に戻ってきた…人生の節目でAVに携わってきた、私の人生まるごと肯定されたような、すごい瞬間だったんですよ。

性を扱うお仕事ですから、どうしても後ろめたさが付きまとうものであることは想像できます、そこでこのノミネートは!

綾瀬麻衣子

やっと認められた、やっていてよかったんだ…再デビューは間違いじゃなかったんだ、正解だったんだって。ほんとにそれぐらいの感激があったんですよ。

誰もが「すごい!」とうなる大きな賞、辞退しようなんて選択肢はなかった

綾瀬さんが考えるスカパー!アダルト放送大賞ってなんでしょうか。

綾瀬麻衣子

「スカパー!」という誰でも知っている衛星放送のビッグネームが開催するコンテストですよね、私はすごいことだなって思ってます。

「ノミネートされたよ」って言うと、みんなスカパー!の事は知ってるから「えっ!凄い!!」って反応してくれるんですよ。

う~ん、確かにAVファンからすると毎年の恒例行事で、どこか耳が慣れちゃってるところはあるんで感覚がマヒしてる人が多そう(笑)。そもそも、すごい大きな賞ですよね。

綾瀬麻衣子

私の中では、『日本一、一般認知度の高いアダルトのコンテスト』って感じですね。

先ほど、長いAV女優人生についてのお話がありましたが、それこそ最初にデビューした当時ってこういうコンテストは…

綾瀬麻衣子

無かったです! こんなに大きな規模で、しかも私たちAV女優が表舞台に立つようなイベントは…沢口まりあとして活動していた当時ではとても考えられませんでしたね。

先ほどの「やっと認められた」って、ようやくAV女優というお仕事が認められた、時代が変わったというのを肌で感じたところもあるのでは。

綾瀬麻衣子

それ、すごく感じました! やっぱりね、「こういうお仕事してよかったんだろうか」っていう過去の悩みや不安、後悔みたいなものは内心ちょっとはあったんですよ。

それが一気に解消されたし、これは誇ってもいいんだ、自分のやってきたことに自信もっていいんだ、胸張って働いていていいことなんだ…って、ますますのやる気も出ましたし。

じゃあもうノミネートされて、賞レースに参加することに迷うこともなく?

綾瀬麻衣子

辞退するなんて選択肢はまったくなかったですね。SOD社員、宣伝部という看板も背負っているという意識もあって、宣伝のためにも当然出るべきだし、それで会社に貢献できるならいくらでもって感じですね(笑)。

「ぶちこみ隊」のアツ~い応援に支えられて

ただいまファン投票真っ最中ですが、綾瀬さんが戦略的にやってらっしゃることってなんですかね?

綾瀬麻衣子

これが全くノープランではじめたんですよ、実は(笑)。

でも周りのノミネート女優さんたちは投票がはじまって一斉にいろんなことをスタートさせて、この勢いはすごいなと。

私にできることって何だろうというのを考えて…私はユーザーの皆さんと共に作り上げていきたいなって思ったんですよ。

なるほど。

綾瀬麻衣子

毎日投票したり、課金してまで投票したり…お客さまの時間とお金をいただいてるわけじゃないですか。

そこまでしてでも推しを支え続けられるのか、それをファンの皆さんも問われるイベントだと思うんですね。

そうして応援される側としての責任というか、応援されることの重さにハッとさせられた瞬間も多かったと思います。

綾瀬麻衣子

させられてばかりですね。

でも、私にも幸い「僕は最終日まで応援やりきります!」なんていってくれる熱いファンの皆さんがいてくれたので救われています。

そういう方たちのおかげで今も頑張れているんですよ。私、投票で応援してくれてるみんなのことを仲間だと思って「ぶちこみ隊」って呼んでいるんですけれど。

いい名前ですねえ(笑)。

綾瀬麻衣子

みんなに投票して欲しいけど、あんまり「お願い!お願い!」って言ってばっかりになっちゃうのは嫌だったんですよ。

だから「ぶちこみ隊」。これって距離を縮めるいい機会だと思って。

ぜんぶ終わった時にファンのみんなともっと仲良くなってたら最高だな~って、そういうみんなで楽しめるお祭りみたいな投票期間にしたかったんですよ。

キャッチコピーもTwitter発なんですよね。

綾瀬麻衣子

そうですね、「美熟女といえば、綾瀬麻衣子47歳」。ぜんぶぶちこみ隊のみんなとのやりとりの中から生まれたんです。

すごく楽しんでるな~っていう印象、ですけど当然「勝ち」は狙ってますよね?

綾瀬麻衣子

もちろんです! でも正直言って簡単な戦いではないなというのもわかっていて…

まず熟女女優賞でノミネートされているほかのお二人は、キャリアもあってSNSのフォロワー数も私とは段違いに多いっ! 手ごわいライバルですよね!!

やっぱり意識しちゃいますか~。

綾瀬麻衣子

でも、そこまで意識しすぎないようにしてるんですよ。

勝ちたいのはみんな一緒ですし、それだったら私はユーザーさま、SODとSODの仲間のゆなちゃん(小倉由菜)いちかちゃん(永野いち夏)と一緒にこの期間は楽しく1位を目指そうかなって思っているんです。

楽しみつつもあきらめない。

27年ぶりの撮影となったデビュー作がノミネート、昔と今でAVは何が変わったの?

熟女女優賞のみならず「オンデマンド賞」として出演作もノミネートされております!『SOD女子社員 宣伝部中途入社1年目 綾瀬麻衣子 46歳 AV出演(デビュー)!』ですね。

綾瀬麻衣子

これ、久々の撮影で緊張したのを覚えてます!はじめのカラミが終わるまでは不安と緊張でいっぱい。

でも、いざやってみて思ったんですけど、なんというか身体が覚えているんですよね!

えーっ、そうなんですか!

綾瀬麻衣子

やっぱり若い頃にやっていた仕事って、目つぶってもできたりしません? わたしの場合まさにそれでもう30年近くごぶさただったのに、現場でカラミが終わった瞬間にもうすっかりなじんじゃった、あはははは!

言うことなしの完全復帰ですね!

綾瀬麻衣子

「やっぱり私ってまだ女優なんだな」っていうのにも安心したし、現場の感覚もぜんぜん忘れてなかったのには自分でも驚きました!

それでも90年代と現代では変わったところもあるでしょう。

綾瀬麻衣子

ありますあります、一番は…やっぱり女優側からすると性病検査ですよね。こんなにきっちり、厳格になっているとは思わなかった、びっくりしました!

あの当時はなかったんですよ、いまにして思えば野放しの状態でしたよね(苦笑)。

穏便な言い方すると、おおらかな時代であったと!

綾瀬麻衣子

おおらかです!

めちゃめちゃおおらかすぎて、なんなら台本がないのも珍しくなかった。

現場に行くまで内容がわからない、監督さんによってはざっくりした説明だったりしてカメラが回るまで内容がわからないなんてこともありました…どれもいまではありえないですよね。

はぇー!

綾瀬麻衣子

ずいぶんこの業界も変わったんだなって思います。

女の子をすごく大事にしようって意識が強くて、女の子たちも安心できるから今こんなにもたくさんの女優さんが業界にいる。

「AV女優になりたかったんです!」っていう子が出てくるとは思いませんでしたよ! AV女優があこがれの職業になるなんて!!

時代は変わったということを実感したわけっすね。

綾瀬麻衣子

昔じゃ信じられないですよね、すごくいい変化だと思います!

昔はやっぱり影のある子が多かったですよ、かくいう私も親に反発して家を飛び出した家出少女だったりしました。

そういう時代からすると、今は本当にごく普通の女の子から「AVやりたい!」って言われるくらいAVが一般化したし、すごく健全で明るくなったと思います。

それこそ、今回のスカパー!アダルト放送大賞なんていうイベントも昔はあり得なかったですよねえ

綾瀬麻衣子

本当にそう、ノミネートされたことで「人生を認められた」のが嬉しかったというのもありますけど、こういう時代の変化を体験できて感慨深いというのもありますね!!

ネット時代になってAVを取り巻くアレコレは大きく変化した!

綾瀬麻衣子

でも一番大きいのは、誰でも手軽に見れるようになったこと。これがいろんな変化のもとになってると思うんですよ。

昔は18禁のれんをくぐってアダルトのコーナーに行って、ドキドキしながらレンタルして~みたいな世界だったじゃないですか。

その点では、ネット通販が当たり前になってユーザーはすごく便利になりましたよね。

綾瀬麻衣子

これが女優の側からも大きな変化だったんですよ。

自分の出演作ならメーカーさんからいただけるから観れるんですけど、シリーズ作品に出演するから過去作品をチェックしておきたいな~とか、勉強のために観たいと思っても、いまみたいに通販や配信なんかで手軽に手に入らないから観れないんですよ。

だから自分が現場で経験したもの以外にどんなプレイがあるのか、AVってどういう内容のものがあるのか…なんてことが分からないんですよ!

AV女優なのにAVがよくわからない。それがいまサンプル動画でたくさんのものを見比べて、購入、視聴までスマホ一台で出来ちゃう、凄く楽。いい時代になりましたよね。

うわー、そっか。実店舗で手に取って…というのは女の子にはハードル高いですもんね!

綾瀬麻衣子

それにね、やっぱり昔はジャンル自体それほどなかった。

単体女優作品なら3Pやっておもちゃ使って…というのが一番ベーシックな内容で、それにレズ、SM。

あとは企画素人さん、マニア向けでスカトロ…おおざっぱにこのぐらいだったと思うんですけど、今は本当にジャンル分けも細かいし、イラマチオや潮吹きなんて当時は物珍しかったプレイが当たり前のように出てきてるし、いろんな人の性癖に合わせていろんな内容のAVが出ていますよね。

そういったAVの進化のなかで綾瀬さんに直接かかわってくるものでは「熟女」、熟女もののAVがこんな人気ジャンルだとは思わなかったんじゃないですか?

綾瀬麻衣子

思わなかったです! 昔は熟女さんにはそもそも仕事がなかったと思うんですよ。

企画さん、マニア作品で需要があるかどうかだったんですよ。私も業界に戻ってくるちょっと前までそういう感覚だったので、熟女がブームでしかも売れている…という噂は聞いていたんですけど半信半疑でした(苦笑)。

いざ自分がなってみると…

綾瀬麻衣子

いや、あまりにもすんなり受け入れてもらえたのが信じられなかったんですけど、「いいんだ…」というのが嬉しかったな。

近年のブームもあって、熟女作品のファン層はすご~く広がっております。綾瀬さんのファンの中にはちょうどお子さんくらいの世代もいるんじゃないですか?

綾瀬麻衣子

そうなんですよねー!ちょうど去年末のクリスマスイヴにライブ配信やったんですけど、「何歳ですか~?」って聞いたら20代の子もぱらぱらといらっしゃるんですよ。いいのかな?って(苦笑)。

いやいや、それだけ魅力があるってことですよ!

綾瀬麻衣子

うふふ、でもやっぱり多いのは私と同年代の方ですね。沢口まりあ時代からのファンっていう人はありがたいことにたくさんいらっしゃいます。

当時好きでいてくれた人と一緒に歳を取って、今も一緒にやれるっていうのが…なんかいいんですよね。

「令和時代の熟女」、その実力は…

年齢のお話になってしまいますけど、撮影でハードなセックスするのって体力的に不安は無いんですか?

綾瀬麻衣子

それがですね、私すごい精力あるんですよ(笑)。

でました性豪宣言!!

綾瀬麻衣子

性欲自体はごくごく普通だと思うんですね、そういうシチュエーションになれば興奮するし、そういうものを見ても興奮する、触られればもちろん興奮する。

なのに撮影となるとたくさんセックスをしているのにもかかわらず、「あれ~っ、あと3人ぐらいはいけるのにな~」って、物足りなく感じながら帰るぐらいに余裕があるんです。

えーっ!

綾瀬麻衣子

毎回、満足するほどしているのに「まだ、もうちょっと」っていう気持ちがあるのが熟女のエロさなのかなって。

若い時はそれこそ体力は今よりあったでしょうけど、こんなに何度も何度もしたいって感じじゃなかったんですよね。

熟女の性欲はまた別次元です!

なってみないとわかんないもんですね(笑)。

綾瀬麻衣子

熟女っていうと、どうしても昭和なイメージがしませんか?ロマンポルノ的なしっとりした雰囲気で、色気があって…みたいな。

でも私って、アダルトチルドレンというか、精神的に成長しないままここまできてしまっているので、自分の年齢って意識してないんですよ。

だからそういう「熟女」のイメージがうまく当てはまらないの(苦笑)。

それがあってのキャッチコピー「令和時代の熟女」なんですね。

綾瀬麻衣子

身体は熟女だけど心は若い、なんにでもチャレンジ、何回でもセックスするっていうのがこれからの時代にぴったりなんじゃないかなと思って。

熟女って「大人の色気」で語られがちですけど、精力が増すのもわすれちゃいけないよと。

綾瀬麻衣子

性欲に正直にエッチしたい、そういう明るいキャラでいたいですね。

実は〇〇時代にコンテストでステージに上がってるんです

3月17日の発表当日のお話なんですが、スピーチや挨拶するような、そういうステージに立った経験は?

綾瀬麻衣子

沢口まりあとしては無いんですけど、AV女優を引退してアルバイトでやっていたキャバクラ嬢時代に実はステージに出たことあるんですよ。

覚えている読者さんはいらっしゃるかな? ナイタイ主催の「シンデレラコンテスト」。これに出場したことがあるんですよ。しかも賞もいただいてます(笑)

わー、そうだったんですね!

綾瀬麻衣子

でも規模も小さかったんですよ、芝浦に当時あったGOLDっていうディスコが会場で…たしか93年くらいの事だったのかな?

ただその経験があるとはいえ、今回は規模も段違いでAV女優としてははじめての経験になるわけです!

時を越えて、またステージに戻ってきました。こりゃあ当日は泣いちゃうのでは?

綾瀬麻衣子

泣きそうですよね~。結構泣き上戸なんですよ。

でも今回はバックアップしてくれたSODと投票してくれてる「ぶちこみ隊」のみんな、応援してくれた友だち、みんなにはやく報告したいから、泣いてる場合じゃないって頑張っちゃうかな(笑)。

いろいろと期待してますよ!

綾瀬麻衣子

昔はもっと自分のことしか考えてなかったので、感情の赴くままになっていたかもしれませんけど、今はSOD宣伝部の人間でもあるし、周りや常識のこと考えて考えるようになりました、だからきっと大丈夫。なんだろう、47歳にしてやっと大人になった感じかな(苦笑)。

そうそう、当日のお楽しみといえばドレスもありますよ。

綾瀬麻衣子

ユーザー様ともいろいろお話してるんですけど、「ゴールドのキラキラしたロングドレス似合いそうだね」って言ってくださった方がいて、なるほどそれもいいな~なんて。

じゃあ候補はみえてきた感じですかね。

綾瀬麻衣子

そうですね、でもまだまだ色で悩みますね。ゴールドもきれいだと思いますけど、やっぱり宣伝部の人間なのでSODカラー…赤か白もいれたい気もするけれど、それは他の人とかぶりそうじゃないですか。

いっそのことSODのロゴが入ったドレスをSODで作ってくれたらいいのに~なんて、あはははは。

会場にお客さんもいらっしゃるし、中継もある、取材の方もたくさんいらっしゃる晴れ舞台なのでドレスにもこだわりたいですね!

綾瀬麻衣子

これまた期待しております!

同年代の仲間たちへのメッセージを込めて、ぶちこみ続けます!

最後に賞に向けての意気込みをお願いします。

綾瀬麻衣子

熟女女優賞、やっぱり欲しいですよね。本気で獲りたいです。

綾瀬麻衣子

この歳になると、新しくチャレンジする元気がなくなっていたりするんですよね。

私の友達にもそういう人が多いんです。

そんな子たちが今回のスカパー!アダルト放送大賞にノミネートされたことを聞いて「私の代わりにチャレンジしてくれてるみたいで勇気がわいたよ」って言ってくれたんですね。

ああ、今頑張っている意味ってこういうことかもしれないなと。

みんなの忘れてしまった想いを受け止めて代表として頑張っていこうと。

綾瀬麻衣子

YouTubeで始める配信のテーマでもあるんですけど、アラフィフの私が何でもチャレンジしていくことで諦めない姿勢を見せていきたいんですね。

それぞれに事情があってどうしてもいろんなものを諦めなきゃいけないこともあるんですよね、私がその人の分まで頑張ることで勇気を与えられたらいいなと思います。

投票はまだまだ続きます。1月31日まで一緒に盛り上がって、3月17日の発表をみんなで笑顔で迎えましょう、みなさん応援よろしくお願いしますね!