【後編】こう見えてもヤンキーは苦手だし、感動屋で泣き虫という乙女なAIKAさん。「自分がNGにしているプレイのAVのほうが抜けるんですよ」と倒錯した性癖を告白。それ、詳しく教えて！！【AIKA 人気AV女優インタビュー】
2019.02.14
- ──その後、苦手な顔騎は克服できたの？
- AIKA克服したのは2018年。去年ですね。
- ──遅ォッ。
- AIKAアハハハ。私、ペニバンで男の人のアナルを掘る時も泣いたことがあって。その時はやるしかないので、顔を超引きつらせながら攻めてるふうにしてやってたけど、「可哀相、痛そう、ほんとにゴメンねぇ」って思いながらやってて、はいカット、って終わった瞬間、泣き崩れて腰抜けてみたいな。
- ──ますますAIKA＝痴女のイメージと大違い。
- AIKA男優さんは「大丈夫ですよ」ってケロッてしてるのに私だけ泣いて。
- ──相手はM男君でしょ。むしろ喜んでいるんじゃないの？
- AIKAでもそれも、ほんとかよ？ って思っちゃうんですよね。
- ──仕事だから我慢してるんじゃないかって？
- AIKA思っちゃう。去年、金蹴りも解禁したんです、1回だけ。「ほんっとごめんなさい、うわぁやりたくないッ」て思いながら。
- ──相手は職業男優じゃなくドマニア？
- AIKAって言ってるんですけど、そいつもちょっとうさん臭かった。
- ──どううさん臭いの（笑）？
- AIKA「ほんとにこういうのされて、ほんとに気持ちいいの？ 正直に言ってこの際」って、言ったら「まぁ、ぶっちゃけ、ちょっと痛かったりはしますよね」って言われた瞬間、あ、終わった、みたいな。
- ──終わったんだ（笑）。「いや、これが好きなんス俺」って言ってくれたらよかった？
- AIKAそう！ 言い通してほしかった。その時、佳苗るかちゃんと共演だったんですよ。
- ──るーちゃん。AIKAさんとは対照的な黒髪ロリ系のね。
- AIKAるーちゃんはすごいんですよ。るーちゃんは何でもできるコなんです、あんな見た目で。るーちゃんに引っ張られてなんとかこなしたって感じ。彼女がいなかったらあの現場はクリアできてなかったかもしれないです。私、ドMでもなければドSでもないんですよ。
- ──具体的に言うと。
- AIKAそこまで相手を痛めつけられない自分っていうのがドSじゃないし、ドMじゃないっていうのは、蝋燭垂らされたり鞭で打たれたり蹴られるの殴られるのが嫌いだし。好きな人に対しては基本Mなんですけど。
- ──あと、男の人にひたすらビンタするAVもあるじゃない。
- AIKAそんなの絶対ダメェ！ ダメなんですけど、私、自分ができないことのAVを見るぶんには抜けるんですよ。
- ──というと？
- AIKA私、アナルができないんですよね。で、究極なドM役になるガチのSM物も断ってる。でも、そういうAVを見ると興奮するんです。あと、絶対に自分ではできないゲイやボーイズラブ系。この3つと、あとロリの凌辱物。
- ──ユーザーとして見ると抜けるんだ？ それは何なんだろうね？
- AIKA未知の世界だから萌えるっていう感じかな。アナルは自分では絶対に無理だけど、どういうふうに気持ちいいんだろう？ っていう想像で気持ちよくなれるんですよ。
- ──うん、それはわかる気がする。
- AIKA自分が実際にやっているプレイってどういう感じかわかるじゃないですか。だから見ててもあんまり興奮しないんですよね。
- ──なるほど。あと、AIKAちゃんはレズも苦手で、一昨年、1回解禁しただけでもうやらないんでしょ？
- AIKAほんとは一生しないつもりだったんですけど、経験してみようかなって。
- ──レズに抵抗があるのはどういう部分で？
- AIKA恥ずかしい。
- ──同性にアソコを見られるのも恥ずかしいの？
- AIKA見られるのは全然いいんですけど、なんか女の子に責められて感じてる自分がキモいみたいな。
- ──クンニとかキスとか、特に何が嫌なの？
- AIKAクンニはまだ相手が遠いからいいけど、おっぱい舐められたりチューしたり、このへん（顔の近く）にいられたりすると、もうやめてってなる。自分が舐めにいったりするのは全然平気なんですよ。
- ──そうか。自分が感じさせるのはいいんだ。
- AIKA女の子大好きなんですけど、性的な関係は無理ですね。
- ──じゃあ、自分がNGにしているプレイ、やりたくても不可能なもプレイがもっぱらオナニーのおかず？
- AIKAオナニーまではしてないんですけど、興奮して見てます。あと、最近はマンガですね、私。ちょっとサスペンス物で、物語面白いけども、時にエロが入ってくるみたいなのが好きで。
- ──何か気に入った一作を教えてくれる？
- AIKA『デビルズライン』ていうやつですね。これはおすすめ、スマホで見てます。
- ──帰ってチェックしますね。AIKAちゃんは、意外とって言ったら失礼だけど、映画とか見ても感動屋さんらしいね。
- AIKAもう超感動する、すぐ泣いちゃうんです私！ ドラマも映画もマンガも。
- ──ヒロインが死ぬ難病物なんか見たらヤバい？
- AIKAもう終わりますね私。目ん玉取れますもん。
- ──今後、AVで好きな企画をやれるとしたらどんなシチュエーションがいい？
- AIKA普通にラブラブ物やりたいです。いろんな女優さんが思ってることだと思いますけど。
- ──相手役にしたい特に好きな男優っているの？
- AIKA（即答）森林原人に早く合わせてくれェ！
- ──森林君はイケメンではないのに包容力があって、女優人気高いよなぁ。AIKAちゃんまでもが。
- AIKAここ1年半〜2年くらい会えてないんですよ。
- ──森林君がこんなスタイルのいいマブいギャルと一緒に歩けるイメージ沸かないよなあ。
- AIKA歩けるぅ！
- ──彼の魅力は？
- AIKAテディベアみたいなんですよ。熊ちゃん可愛いナみたいな。
- ──はいはい。
- AIKA親戚の生まれたばっかの子供がいて。それは置いていて、森林さんと一緒にカラミやってたんですけど、騎乗位やっててすごい気持ちよくて、彼もすごい感じてる顔だったんですよ。その時の顔が、その親戚の子供そっくりだったんですよ。むっちゃ可愛い、赤ちゃんみたい！ って思いながら顔見てたら、「AIKAちゃん可愛い、赤ちゃんみたい」って言われたんですよ。それお前だろ！ 今思ったこと言ってくる!? って驚いて。
- ──ほほう。で、そこに性的な興奮はあったの？
- AIKAありました。愛おしい、可愛いなみたいなのがプラスされていて。男らしい、とかじゃなく。熊ちゃんみたいで可愛い可愛いィーーみたいな（笑）。
- ──なんか今の話を聞いて、AIKAちゃんてどういう時に一番濡れるのかわかんなくなってきたんですけど。
- AIKA私もわかんない（笑）。
- ──こんな状況で特に濡れやすいっていうのはないの？
- AIKAそれは、好きな人と2人っきりでいる時ですよね。私、男の人のここ（首を示す）好きなんですよ。首から鎖骨にかけて。
- ──へえ。その一帯のフェチだト。
- AIKA（正常位で）上にかぶさってきて、チューもいいんですけど、そのあと、ここにずれた時（首と鎖骨あたりが顔の真ん前に来る）、はァッ！（興奮）って。
- ──首や鎖骨は、どんなのがいいとかあるの？
- AIKAこうじゃないからこの人残念だわ、とかはないんです。ただ、好きな人が（迫って）来た時にここが見えるのが幸せなだけ。包まれてるわぁ、守られてるわぁって感じになれる。女の子になれた気がするみたいな。
- ──なーんか思った以上に乙女なAIKAちゃん！ そもそも、どういう男性に惹かれるの？
- AIKAバラッバラですね。
- ──ともすれば、ヤンキーとか好きそうに見られがちだよね？
- AIKA全然違う（笑）！ ヤンキー苦手。
- ──ファンの人もコレ系（バイクのアクセルふかすアクション）が多そうなイメージもあるよね。
- AIKA逆にM男ちゃんみたいな人のほうが多いです。「AIKAちゃ〜ん（甘えん坊な声）」みたいなそういうタイプ。子供たちみたいな感じですね。ほんと平和です、私のファンの方たちは。
- ──そうだったんだ。いいファンが多いのは喜ばしいよね。
- AIKAありがたいです。その人たちのおかげで私のイベントは成り立ってるので、ほんと感謝してます。
- ──今後の展開など、考えていることを聞かせてください。
- AIKA結婚してくれる人がいたらいつでも辞める気なので、募集してまーす。
- ──（なんか電撃引退もありそうと思いつつ）どういう人が理想？
- AIKA同性の人に好かれてる人かな。
- ──男友達が多い奴ね。
- AIKA同性から人気がある人って、惹かれる何かを持ってるから私も惹かれると思うんですよね。男友達が多い人ってあんまり浮気しない人が多いイメージ。浮気すると、男友達から「しっかりしろよお前」って嫌われたりするから。過去に見てきたなかでもそれは思うんです。なおかつ、尊敬できる部分がある人ですね。そういうふうに（理想が）変わってきました。
- ──AIKAちゃんて、普通に常識人な女性だったんですね。
- AIKAでしょ？ ギャル系は誤解もされやすいけど、中身は純情なコが多いんですよ。
- ──納得です。で、AVでは今後、熟女物のオファーも受けて、今までと全然違う役で見てみたいですね。
- AIKAいいですね。楽しめます私。
- ──熟女だけどギャルで下宿の女将とか、ギャップ萌え必至。
- AIKA農家の嫁の役が1回来たんですよ。
- ──おお。断ったの？
- AIKAそん時はまだイケイケの黒ギャルだったから。でも、今だったらやりたいですね。
- ──まだまだ現役で、そんな新たな一面も見せてください。
- AIKAそうですね。ぜひ、その時は見てください。
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- （取材・文＝沢木毅彦）
