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【後編】引退作は7年半で培ったものをすべて出し切った集大成!!「見つけてくれてありがとう」 いままで応援してくれたファンのみんなに伝えたいこと【阿部乃みく 引退直前インタビュー】

2021.01.19

ところで2013年10月頭に発売された…初仕事の事って覚えてます?

阿部乃みく

これはもうはっきり覚えてます!素人さんがAV出ちゃったみたいな作品で、ホテルに連れて行ってもらったら人がいっぱいいて、メイクしてチェキ撮って、そして…衣装で初Tバックを履いたんですが・・・

???

阿部乃みく

Tバックっていうモノを知らなかったんですよ!

普通のパンツは後ろの方が布面積大きいじゃないですか、なので「ずいぶんちっちゃいパンツだなー」と思いつつ、布面積が比較的大きい方を後ろにはいたら後ろ前ですよ!

最高、最高です!!

阿部乃みく

そしたらもう毛がワーッてなってて、メイクさんから「履き方違ってるよ」って教えてもらったのはいい思い出ですね(照)。

緊張してて間違えに気付かなかったのではなく、知らなかったというあたりに人柄出てて最高!!

阿部乃みく

撮影内容は、ハメ撮りだったんですけど男優さんと1対1で、プライベートでやった事のあるハメ撮りと雰囲気近かったので全然緊張しなかった…うん、それ以上に好奇心が勝って「わー、どうなるんだろー!」ってすっかり楽しんでいたのを覚えています。

その当時、ここまで長くお仕事すると思ってました?

阿部乃みく

全然!むしろなにも考えてなかったです(笑)。

現役生活で唯一やっちゃったエピソード!

阿部乃みく

とりあえず好奇心が先走ってこの世界にきて、お仕事がもらえたワーイで現場に行っての繰り返しですね。

そんなに自分に需要はないし、いつかお仕事来なくなるからそこでおしまいかな~くらいに思ってました。

始めたころの自分を振り返って「未熟だな」って思うところは?

阿部乃みく

そのころはねー…スケジュール管理がまるでできてなかった(苦笑)。

本当に最初の頃は仕事断ることを知らなくて、「私のためにマネージャーさんが取ってきてくれた仕事だからお断りするなんてとんでもない、与えられたお仕事は誠心誠意頑張るぞ!」って思って請けていたらスケジュールがドゥワーって埋まって!

そりゃ~、そうなっちゃいますよね!

阿部乃みく

それでも出来てたんですよ、10連勤でも平気!お仕事楽しいし、寝れば大丈夫!くらいの感じで。

でもある日…人生でその日一回だけなんですけど30分の寝坊をして、マネージャーさんが家まで迎えに来たんですよ。その日は完全に油断してオフだと思っていたんですよ。

連勤で曜日感覚が鈍くなると、そういうの起こりがちですよね。

阿部乃みく

ピンポーンって鳴って「アマゾンかな?」って思ったくらい気が抜けてたんですけど、やってきたのはマネージャーで(笑)。

「し、しまったーーーーっっ!!」で大慌てしたことがあります。人生でそれだけですね、あんな失敗は!

自分でもありえないと思っていたことが起きる、そのくらい多忙だったと。

阿部乃みく

そうですねえ…その出来事がきっかけで、お休みする日も考えてしっかりとしたスケジュールを自分で考えていこうと思ったんですよ。

でも、あれは本当に現役時代でもかなり上位のひやっとした経験ですねえ。

引退作ではいままでにない「阿部乃みく」やってます

それでは引退作品…の前にミリオン専属第1弾の『完全女性上位 執拗に男ヲ責めて悦ぶオンナ 痴女OLはオフィスにて男性上司を堕とし狂わす』の紹介をお願いします。

阿部乃みく

今回、ありがたくもミリオンの専属にしていただいて…これはもっとプレッシャーになるかなと思っていたんですけど、撮影ではヘンに気負いもなく。いつもの「阿部乃みく」のラストスパートだ…という、いたって平常心で出来た撮影でしたね。

泣いちゃうようなことも無く?

阿部乃みく

あ、この時は(笑)。ガチガチのドラマ物だったので役になりきっていたので、感情のブレは無かったですね。むしろ今までやった事がない役だったのもあって、入り込む方に集中してたのかも。

今回はどんな役だったんでしょう?

阿部乃みく

ズバリ、「執拗に男を責めて喜ぶ女」です。

痴女もいっぱいやってきたんですけど、男の望みに応じてやってあげる痴女…みたいな奉仕型で、言ってしまえば男に都合のいい痴女だったんですね。

それが今回はもう完全に自分の性癖に忠実に責めるというのは、いままでにはないタイプ。

演じてみていかがでしたか?

阿部乃みく

面白い!役を自分なりに消化して落とし込むのは大変だったんですけど、自分には無いものも引き出していく過程が本当に面白くてやりがいありましたね。

「この感じは無かったなぁ~」って、もう引退直前なのにまた新しいものに出会ってしまいました(笑)。

ここにきて!

阿部乃みく

男の人を手のひらで転がすような強い女ってやったことがなかったので、いままでにない阿部乃みくが見れるのは一つポイントだと思います。きっとMの人は純粋に嬉しいと思います(笑)。

変態女の本領発揮しました

阿部乃みく

あとはパッケージ写真見てもらうとわかるんですけど、私めっちゃかっこいいんですよ(笑)。この感じそのままで性癖歪んだ責め好き女…「スタイリッシュ痴女」をやっているのでどうぞお楽しみに!

どんな責めっぷりを見せてくれるんでしょうね。

阿部乃みく

シーンごとに責め方にはこだわりました。どのシーンから見始めても濃い口の責めで楽しめると思います。

特に今回は言葉責めが…なんでもそうですけど、ボキャブラリーもこれまでの経験の積み重ねじゃないですか。阿部乃みくがこれまでやってきた痴女、言葉責めの集大成ですよ(笑)。

めっちゃ楽しみ!今までにない役柄ということですが、素の自分と被っているところはありましたか?

阿部乃みく

きっと監督が意図的にそうしてるんですけど、台本の中に私と重なるようなセリフが入ってるんですよ。

「こういう男が好き」で「こういう人間は嫌い」みたいな、私という人間を表すセリフがちりばめられていて、これは私と私をよく知ってる人なら「あー!」って思うんじゃないかな…

やっぱり長いことやってきて、素が周りにもしっかり伝わってるからこその「遊び」がある脚本なんでしょうね。

阿部乃みく

そういうセリフを探してみるのも面白いかもしれません!あと…全体的に変態なところは被ってますね、性癖歪んでんな~って(笑)。

ガチガチのドラマ物、そして今までにない役柄、しかし阿部乃みく成分たっぷりという…気になりますね!

一番最後に出る、一番最新の阿部乃みくだから…

そして続く専属第2弾にして引退作、その名も『引退 さらば』です。

阿部乃みく

これはもう…大号泣でしたね。

前回もおっしゃってましたね

阿部乃みく

あと、これって第1弾とリンクしているんですよ!

痴女でやってきたことを、立場が逆転した今回は私がヤラれまくってしまうという。

もちろんそれぞれ単体でもいいんですけど2本見比べるとつながってることが分かるようになっているので観ていてアッとなることも多いと思います。

これセールスの動きも楽しみですよね、引退作が出てから直前作も一緒に売れたり。

阿部乃みく

そうなったら嬉しいですね。やっぱりどっちも「一番最後に世に出るもの」そして「最新の阿部乃みく」であることは意識してしてました。

もうこの次がない、正真正銘のラストですもんね。

阿部乃みく

なので、改めて最後にかける想い…というよりも7年半で培ったものを出し切る…2019年の6月、病気した時には振り返って「やりきったな」でしたけど、引退作を撮り終えて振り返ってみると「これは出し切ったな」という思いです。

引退したらみんなとはバイバイ、でも…

ファンの方が気になるのは阿部乃みくの「これから」なんですが、お話していただけますか?

阿部乃みく

やっぱりいろんな人から聞かれますね(苦笑)。

「何をするの?」というよりは「もう会えないの?」という気持ちが強いのかなと思います。

阿部乃みく

AVは完全引退ですし、芸能活動も全く考えていないですね、ゼロです、ゼロ。

SNSは?

阿部乃みく

これは…まだちょっと悩んでいるんです。というのも、引退後に出されるものもあるのでその告知のためにしばらく使ったほうがいいのかな…というところを決めかねているんですよ。

あ~、なるほど。

阿部乃みく

その場合、日常的なつぶやきもしなくなるでしょうし、本当に告知のためだけのアカウントになると思います。イベントもキャスも1月31日まで、みなさんとはそこでバイバイになります!

もしも引退する1月末までのスケジュールで何もなかったら…という話がありましたが、人生の中でそういう空白期間はありましたか?

阿部乃みく

言われてみればないですね。きっとわたしニートに向いていないタイプ(笑)。

コロナで撮影がストップした2か月、3か月弱くらいだったのかな…人生でも初めてずっと家にいて、家の事だけする期間だったんですけど、初めは時間をきっちり決めてタイムテーブルの中で過ごしていたんですけど、それもだんだんストレスになってきて。

いかにして解決を。

阿部乃みく

いやー、どうしようもなかったですね。家ではゆっくり過ごすものっていうのがどうも苦手で、「何かしなきゃ!」ってソワソワしちゃって。

この業界に入ってきたのも、前職辞めてから1週間くらいで履歴書書いて応募して…だったので次の事をどんどん、本当に何かしていないと落ち着かなたちなんですよね。

引退したらあえてやってみたいこと、あります!

じゃあ引退してまた次の動きも?

阿部乃みく

一回ゆっくりしてみようかなとは思ってます、あえて(笑)。でも頑張っても2か月で飽きると思います。

頑張ってやることじゃないですよー(笑)

阿部乃みく

家にいるときはお料理したりアニメ見たり漫画読んだり、ぼーっとすることはないですね。

そして外に出たら一気にいろんな用事を済ませていろんなとこに行っちゃう。買い物した後に映画2本はしごしたり、アウトドアも好きなのでサバゲに行ったり。多趣味すぎるし、常に何かしていたいタイプなんです。

いままで忙しくてできなかったことをしっかり時間とってやるチャンスなのかもしれないですね。

阿部乃みく

あー!1週間くらいかけた旅行することってなかったんですよ…だいたい2、3日。海外でも5日間くらいで。

コロナ禍でなかなか難しいものもあるとは思いますが、行ってみたいのは?

阿部乃みく

その地方を一周っていうのはやりたいですね、東北地方1周もいいし、わたし出身が九州なんですけど、九州全部を回ったことがないので行ってみたいな!

イベントで行くのとはまた違う感覚でしょうしね。

阿部乃みく

イベントではいろんなところに行かせてもらえましたけど、ゆっくりできた記憶はあんまりなので…そういう意味では大人になってちゃんといろんな土地で過ごしたことがないので、みなさんの住む土地をめぐりたいなという気持ちはあります!

引退したら、めっちゃオナニー増えそう

多忙で出来なかったこと…ゆっくり寝るのはどうですか?

阿部乃みく

ところが私、あんまり睡眠欲求が無くって(苦笑)。典型的なショートスリーパーなんですよ。なので食欲とか性欲の方に振れてますね。

じゃあ、オナニーの回数も増えちゃうかもしれないですね。

阿部乃みく

あ、そうかも!ちなみに昨日もしました!

男の人もちょっと手が空いたとき、暇なとき、お風呂に入ってる時とかふとした時に触ってたりすると思うんですけど、そんな感じで私もしてます。

2月からオナニー増えるかもわかりませんね。

阿部乃みく

そうですね、撮影無いからセックスもできなくなるし、めっちゃオナニー増えそう(笑)。

自分へのご褒美でオモチャ買ってもいいかもですね。

阿部乃みく

あはははは、オモチャは好きで家に結構あります。電マ、バイブ、ローター、ウーマナイザー、自動で動くバイブ…装着すると「ウォンウォンウォン…」ってすごい音で動く奴使ってますね(笑)。

最後メチャメチャ豪快なのが出てきましたが(笑)。

阿部乃みく

装着してる間は無我の境地になるやつですね、「私はいまから何をしようというのだろう…」みたいな(笑)。そうやってエロに向き合う日があってもいいですね。

AV女優をやってきて、やっぱり社会とのズレは感じます

AV卒業して、その先やりたいことはもう決まってるんですか?

阿部乃みく

目標があります!

聞きます!

阿部乃みく

社会復帰!

一般人への道!

阿部乃みく

20代前半から30手前までの7年半、AV業界どっぷりでした。すごく良くして頂いて、私自身ぬくぬく過ごさせていただいたと思います。普通の人が20代で経験する社会の荒波にもまれるような経験をしていないので、改めて社会と向き合って適応できるようにしたいというのが引退後の目標です!

おー…

阿部乃みく

資格も取りたい…たとえばバイトに応募する時でも履歴書に書けるもの、20代のうちに普通の女の子が積み重ねてきたものが、AVに打ち込んできた私には欠けているのでそういったものを補っていきたいと思ってます。

実感として、AVをやってきたことで生じた社会とのずれって何でしょう。

阿部乃みく

私はニュートラルさを保っていると自分では思っているんですけど、それでもやっぱり金銭感覚だったりとか、下ネタを言っちゃうことに対するハードルの低さだったりとか(笑)、そういうところで職業柄のズレはあると思うんですよ。

う~ん、確かに!一般の人って気軽にチンコだマンコだ言わないとか、改めてこの業界にかかわる人は一般社会に触れるときに色々ズレを感じると聞きます!

阿部乃みく

ねー(笑)。もしかすると安易に下ネタ言わないようにするのが社会復帰への一番大きな課題かもしれない!

キャバクラおじさんみたいにならないようにしないとです。前、友達が家に遊びに来た時も、まったく意識してなかったんですけどベッドに電マとバイブが置いてあって、「それはいかがなものか」と苦言を呈されたこともありますからね(苦笑)。

一般人への道、なかなか過酷かもしれません!

もしもAV女優になってなかったら?

阿部乃みく

あと、AV女優という一つの仕事をしてきたようで、実は毎日違うメーカーさんで違うスタッフさん、違う現場に行く生活をしてきました。そういう変化があって、それで刺激を受け続けていたからこそ続けられたとも思っているんですね。

それはありますね。

阿部乃みく

毎日、同じ時間帯に同じ場所に通って、同じように仕事をしていく…社会のみなさんが当たり前のようにしていることに慣れることは出来るのか、実はそこからかなり不安なんですね。

でも、やっていかなきゃいけないぞというい気持ちが。

阿部乃みく

あります。笑われちゃうかもしれないけれど、「やりたいけど、できるかわからない」という心配も強いです。7年半を「ブランク」と考えるとどうしてもそうなっちゃいますね…

もしAV女優になってなかったら?

阿部乃みく

なんになってたんでしょーねー!一応、もともとお仕事はしていて、好奇心からの「転職」みたいな感覚でこの世界に入ったので、そのまま仕事を続けていたのか…いやどうだろうなあ。

好奇心もったら何でもやってみたいタイプ?

阿部乃みく

そうですね、いまでもカフェの店員さんやってみたいし、スーパーのレジ打ちもやってみたい。

思えばAVもそういうたくさんあるやってみたいことの中のひとつで、たまたまお仕事する期間が長かったけど今回の引退は「う~ん、次のバイトなんにしようかな」みたいなタイミングなのかもしれません。

わはははは!

阿部乃みく

なので、AVやってなかった世界線で自分がいま何をやってるか…「フリーター」の確率が高そうですね(笑)。

引退しても、画面の向こうからいつでも待ってます!

ファンの方に、伝えておきたいことはありますか?

阿部乃みく

「見つけてくれてありがとう」かな。

いい言葉ですねえ…

阿部乃みく

いやあ、あはは(笑)。でもね、毎年たくさんの子が業界に入ってきます、AV女優に限らず推せる子っていっぱいいるんですよ、アイドルだったりコンカフェの店員さんだったり。

あまたいるそういう女の子の中から、AV女優の阿部乃みくを見つけてくれて、推してくれて、オカズにしてくれて、買ってくれて、会いに来てくれて…すごく光栄なことだと思ってます。

感謝してもしきれないという気持ち、溢れてますね。

阿部乃みく

もーほんとに!そりゃ「推しは誰か一人に絞らなきゃいけない」っていうルールは無いですけれど、それにしてもこんなに世の中に女の子があふれている中で私なんかでよかったんですか?選んでくれて本当にありがとう!これに尽きますね!!

本当にたくさんの精子が消費されたと思いますよ!

阿部乃みく

あははははは!でもそれは本当にAV女優冥利に尽きます。やっぱりヌイてもらうって、私を受け止めてくれたっていうことだから素直に嬉しい。

ほかのメディアで名前が売れることよりも、AVを観てヌイてくれたっていうみんなの一言がAV女優として何よりうれしいですね。

「いろいろあるバイトの中のひとつ」みたいな感覚だったというお話でしたけど、やっぱりこのお仕事に思い入れは強いんじゃないですか?

阿部乃みく

強いですね!ここまで長くやってきて、ファンのみんなとはずいぶん長い付き合いになりましたし、仕事もみんなも大好きですよ。

2013年デビューからここまで、AVもいろいろ激動でした。

阿部乃みく

そうですねえ、コロナ禍で撮影がなくなるという経験もしたし、VRという新しい時代の幕開けにも立ち会えたのも嬉しかった。個人的には『バコバコバスツアー』(MOODYZ)がなくなって、そこから業界が一気にいろいろ変わり始めたアレコレが…あはははは(苦笑)。

あれで野外収録がなくなったり、いろいろな問題にさらされたり、すったもんだありましたね!ざっくり言うと!!

阿部乃みく

あれで一気に「ガッ」ときたなという…私のAV人生においては転換点だったかもしれません。大好きでした、バコバス!

いろんなことがあったとおもいますが、楽しかった?

阿部乃みく

うん、楽しかった!とにかく毎日面白かった!

そりゃ、いやだと思うこともこれだけやってればあったはずなんですけど、そんなの忘れちゃうくらい楽しい思い出がいっぱい。だからこそ続けてこれたし、やりたいことも全部できて、笑ってお別れできます!

笑ってバイバイって素敵ですよね!

阿部乃みく

これから作品はずっと残りますので、私には会えなくても画面の向こうからいつでもシモのお世話をさせていただきますので、いつでも呼んでくださいね!!

すごくファン想いで、AV女優という仕事を愛した女の子だったんだな…という印象を残してくれました。彼女の「卒業」をひたすら祝おうじゃないですか、みなさん!