【後編】壮絶な生い立ちを語ってくれた向井藍ちゃんがAV女優をやる理由とは?【向井藍 人気AV女優インタビュー】
2017.05.23
大反響をいただいた前編に引き続き更に衝撃な後編を公開!可愛い笑顔の裏に隠された、壮絶な人生に立ち向かう向井藍ちゃんという一人の女の子を知ってほしい!
- ― この仕事に入ったのはお金だって最初のインタビューで言ってたじゃないですか?
- 向井藍(以下、藍)「仕送りの金が必要だったんです。この話も長いんですよ。その仕送りの理由とかも(苦笑)。 」
- ― 仕送りって誰に仕送りしてるんですか?
- 藍「本当のお母さんが現れたんですよ。 」
- ― えっ!
- 藍「17歳の時に。それでいろいろあってお金がないからお金をくれって言われて、私が国から貰った年金500万円を全部あげて。 」
- ― えーっ! だって、その500万円って施設を出た時のために必要なお金でしょ。
- 藍「私、お金に執着がなかったから。当時、妹とも会って、妹とは凄い仲がいいんですよ。でも、お母さんはどうしようもなくて、暴れたりとかしたから、もういいや、仕送りしますって言って。 」
- ― 17歳の時ってことは施設に来たってことですよね、お母さん。
- 藍「連絡が来た。 」
- ― で、久しぶりに…っていうか、ほとんど初対面ですよね。
- 藍「そうですね。 」
- ― ちょっとはドキドキしたでしょ?
- 藍「でも、無でしたけどね、会っても。あっちは泣いてましたけど、こっちは別に無。 」
- ― 無か。実際、最初は泣いてたけど、結局…。
- 藍「お金だもん(苦笑)。お金だからどうでもいいやと思って。 」
- ― さらに無になりますね。
- 藍「だから、女の人嫌いなんですよ。友達は好きですけどね。 」
- ― そうか。本当に家族に恵まれてないですね。
- 藍「だから、人の家族が羨ましいんです。だから、彼の親とも仲良くなっちゃう。 」
- ― 妬ましくなっちゃって壊してやろうとかは考えないのがいいですね。
- 藍「いやいやいや、面倒臭いもん、そういうことは考えない(苦笑)。シンドイじゃないですか、楽しくいたいんですよ、もう。 」
- ― とことんシンドイことを経験すると、面倒臭いことなんかしたくないと。
- 藍「ちっちゃい頃からいろいろ面倒臭かったからたぶんもう。たまに言われるんですよ、年上の人たちと飲んだら落ち着き過ぎだねって。 」
- ― わかります(笑)。
- 藍「怖いねってよく言われます。 」
- ― いや、実際、僕も今日のインタビューは、圧倒されるだろうなって思って来てますから(笑)。
- 藍「なんでですか(苦笑)。 」
- ― なんとなく。跡美しゅりさんとのレズプレイを見て、この人の責め方ハンパじゃないなと思ったんで。この人、人生ヤバイだろうなって思っていたんですけど、話を聞いたら、思っていた以上にヤバかったです(笑)。
- 藍「アハハハ! 」
- ― 例えば、この仕事をやるっていう時、誰にも相談してないんですよね、たぶん?
- 藍「うん。してないです。 」
- ― というか、相談する人って?
- 藍「いない(即答)。ハハハ。 」
- ― カッコイイなあ(笑)。この施設の先生、手紙を書いてきた人は相談できるような人じゃないんですか?
- 藍「嫌いでしたもん、先生はみんな。みんな嫌いだったんですよ、友達以外は、本当に。 」
- ― でも、こうやって手紙を書いてきてくれるってことはその先生も先生なりに…。
- 藍「時間が経ったから和解かなみたいな(笑)。 」
- ― 当時としてはお互いに…。
- 藍「大嫌いですよ。本当にお互いに。 」
- ― 凄い世界だなあ。
- 藍「そういう世界ですよ。 」
- ― そこから…なんていうんだろう? 這い上がるっていう言い方も失礼だけど、どうしようと思ったんですか、例えば、施設を卒業して。
- 藍就職はもう決まってて。東京のお店で料理してたんですよ。だから、普通に料理人の世界に入ったけど、やっぱお金の面がアレだったから、たまたまAVにスカウトしてもらってじゃあ入ろうかみたいな。
- ― ああ、その辺はお金、生活のためなんですね。
- 藍「そうですね。最初は大嫌いでした。大嫌い。やりたくなかった。 」
- ― じゃあ、なぜこの世界に? 生活費が厳しかったからですか?
- 藍「生活。というか仕送り。 」
- ― あ、そうか。あれ? でも、500万円渡したのに、まだ、仕送りしてたんですか!?
- 藍「いまでも仕送りしてます。だって、3つ仕事してますもん。 」
- ― そういえば、なんかの取材で「バイトしてる」って言ってましたよね。
- 藍「よく見てるなあ、メッチャ前ですよ、その取材(笑)。コンビニでバイトしてます、でも、最近バレかけてて(笑)。 」
- ― コンビニ!? それを掛け持ちでやってるんですか?
- 藍「やってます。だけど、雑誌とかを並べる時に「やべえ、私出てる」とか思って(笑)。だから、もうコンビニは辞めようと思って、ほかのバイト探してます。 」
- ― ということは生活と仕送りのためにAVをやっていますってことですね。
- 藍「いまでは楽しさもありますけどね、全然。 」
- ― それはどうして? だってセックス好きじゃなかったんでしょ?
- 藍「だから、気持ち良くなったんですよ。その前までは気持ちいいと思ったことがなくて(苦笑)。 」
- ― そうか。まだ身体が開発されてなかったからセックスが楽しくなかったけど、開発されて気持ち良くなってからはこの仕事も楽しめるようになったと。
- 藍「そうです。あとは友達バレも怖かったんですけど、いまもうバレちゃってるんで(苦笑)。 」
- ― いろんな足かせが外れたことも大きいんですね。ところで、セックスの楽しさプラス作品を作っていく楽しさみたいなものって感じてます?
- 藍「全然ありますね。それはやっぱり。楽しいし。 」
- ― それはどっちですか? レズものですか、男とのカラミ?
- 藍「いやあ、だけど、レズは勇気がいるんですよね、結構。本当にシンドいんで。心に余裕ある時じゃないとダメです。逆に男のほうが全然楽。いまは依存症っていうぐらいにやりたくなっちゃうし、本当に。 」
- ― セックス依存症?
- 藍「って凄い言われる最近。一回、森林原人さんという男優さんとドキュメントというか、まったく台本なしで、先生と生徒っていう設定だけの作品を撮ったんですけど、森林さん、5回出してるのに、私、全然足りなくて「10回やりたかったなあ」って(笑)。 」
- ― それはキツイなあ(苦笑)。単純に快感を求めてるんですか?
- 藍「うん、快感。 」
- ― 愛情は?
- 藍「愛情もです。どっちもほしいですね。 」
- ― 意外ですね、愛情も求めるんですね。
- 藍「うん。ちょっと(笑)。 」
- ― でも、相手は男優さんですよ。仕事で来てる人ですよ。
- 藍「凄い気持ちが伝わってくる人が何人かいるんです。そういう男優さんだと凄いテンション上がりますね。 」
- ― 愛情が伝わってくるセックスってどんなセックスですか?
- 藍「ずっと目を見てくれる時とか、手を握ってくれる時とか。たまにですけど、正常位で覆いかぶさってる時にカメラには聞こえないように「気持ちいい?」とか言ってくれるんですよ、全然セリフとか関係なく(笑)。 」
- ― そういうプライベート感が?
- 藍「好きですね。 」
- ― 本当のプライベートで彼氏がほしいっていうのはないんですか?
- 藍「セフレはほしいけど、彼氏はいらないです。何人かいたんですよ、口説いてきた人が。でも、「いやいや無理無理。セフレだったらいいよ」っていうんですけど、「なんでそんなに信じないの?」「いや、シンドイから。面倒臭いから」って。 」
- ― セフレだったらいいんだ(笑)。
- 藍「全然いい。 」
- ― 以前、佐々木あきさんにインタビューした時もそうだったんですけど、まったく男を信用してなかったんですよね。同じものを向井さんにも感じるんですけど(笑)。
- 藍「男に身体以上のものを求めたらダメですよ(苦笑)。 」
- ― 心はいらないんですか?
- 藍「いらないですよ。心は撮影だけでいいです。撮影で満足しちゃってるからいいですし、いいと思ってるからかもしれないけど。 」
- ― その辺りが真咲監督がいう「藍さんは心を開いていない」って感じなんですかね?
- 藍「誰とでも仲良くなるけど、あんまり深くまでは入らないようにしてますね。なんか、面倒臭くなりたくないから。そこですよ、すべては。平和に生きたい。もうね、たぶん、疲れちゃった、ちっちゃい頃で。いかに楽しく生きるかしか考えてないです、本当に。 」
- ― いまのところうまいこといけてる感じなんですか?
- 藍「うん。順調。 」
- ― それは心をうまいこと開かないようにしてるからですか?
- 藍「いやあ、別に誰にでも開くっていうのもあれですけどね。 」
- ― そうですね。普通の人も誰にでも開くってことはしませんからね。
- 藍「あんま、よくないですよね、それも。 」
- ― ただ、選択肢のあり方として、開きたいけど開けないっていうのが普通の人で、藍さんは開かないって決める感じが凄いんですけど(笑)。
- 藍「でも、真咲監督とか、何人かぐらいですけどね、そう言われたのは。だから、深く関わっちゃったからですけどね、それは。 」
- ― そうか。深く関わったからこその言葉か。
- 藍「だから、関わらなければ全然何も言われないです。すぐに仲良くなれる子だなって。心を開いてないなんて言われたことないですよ。 」
- ― そうか。ともかく、深い話は野次馬としては面白いんです(笑)。だから、本になる可能性はあると思うんです。
- 藍「そうなったらいいけど(笑)。 」
- ― ところで、将来なにかしたいことってありますか?
- 藍「いや、全然そういうのは決まってないんですよ、とりあえずやれるところまでは、この仕事はやりたいなと思ってるし。 」
- ― なんだったら真咲監督みたいに女優さんから監督とかも。
- 藍「それはないな。引退したらこの世界にはいないですね、普通に。 」
- ― 引退したら何をする予定ですか?
- 藍「普通になにかやってるんじゃないですかね。でも、AVの仕事は、これが最後といつも思って仕事してます。本当、怖いですけどね。 」
- ― いつなくなるからわからないってことですか?
- 藍「全力でいかないとアレだから。だから、私は絶対に2日連続で撮影はしないです。一日絶対に休みを取ります。でも、その休みに違う仕事をしてるんですけど(笑)。 」
- ― コンビニバイト(笑)。
- 藍「そう(笑)。 」
- ― 凄いなあ。単純に向井さんは偉いですよね。
- 藍「アハハハ。偉いなんて言われたことない。 」
- ― 本当にそう思いますよ。で、最後に作品の話も聞きたいんですけど。
- 藍「いいですよ。 」
- ― 思い出深い作品とかありますか?
- 藍「だいたいドリチケさんとワープさんですかね。『愛ある2連射せっくちゅ』、これが森林さんとのヤツですね。最後はアドリブがほとんどでノーカットです。これは最高ですね(笑)。 」
- ― 『愛ある2連射せっくちゅ』? でも、5連射させたんですよね?
- 藍「だから、2連射以上、全員させるんですよ。まさか5連射するとは私も思わなかったんですよ。だから、私もドッキリ仕掛けられちゃって、これは楽しかったですね。ドキュメント風だから一番素が出てるんじゃないですかね、私の。 」
- ― 大槻さんとのレズは?
- 藍「これは佐々木さんと一緒で包まれた感じですね。これもお勧めです。あとは『少女もキスを我慢できない』もいいですね。私はキスが好きだからこれは最高でした。ワープさんはあんまり台本がなくて自由にさせてくれるから好きなんですよね。 」
- ― ドラマ系は?
- 藍「ドラマ系だと切ない系がいいんですよ。オルガさんは良かったですね。 」
- ― 演技は好きなんですか?
- 藍「好きですけど、うまくないですから。私たぶん、役によると思うんですよ。ぶりっ子みたいなのはメッチャ苦手で、それで一回泣かされたことがあって、監督に。「無理ですよ。なんでツンツンキャラにしてくれないんですか」って凄い言ったんですけどダメで(苦笑)。オルガさんのヤツはやられる系だからやりやすいですね。 」
- ― 今後やりたい作品ってありますか?
- 藍「いろいろありますよ。私、エロ漫画をメッチャ買って、それをオナニーのおかずにしてるんで、それに近い作品をやってほしいっていつも思ってるんですよ。具体的には寝取られ系ですね。 」
- ― どんなシチュエーションで寝取られたいんですか?
- 藍「なんか、嫉妬されてやられたい。恋愛関係で普通に私が男の人と仲良くしてて、それを見てて強引にやられちゃうヤツとか。 」
- ― 嫉妬する男から強引に犯されたいと。それはなぜですか?
- 藍「わかんないです。嫉妬されて無理矢理が好きなんですよ、嫉妬がキーワードです。あとは取り合いとかが好き。 」
- ― 取り合ってほしいんですか、自分を?
- 藍「取り合いっていうか、嫉妬が好きなんですよ。なんか、面白いじゃないですか。 」
- ― でも、嫉妬って思い切り面倒臭いのに(笑)。
- 藍「でも、嫉妬されてやられるのが一番愛を感じる。私、ひねくれて曲がってるのかなあ。 」
- ― いえ、嫉妬には凄く愛があると思いますよ。でも、それって自分勝手な愛っぽいですけど(笑)。
- 藍「私、そういうのが好きなんですよ(苦笑)。だから、男の人も振り回しちゃうんですよね。別に私は全然好きじゃないけど、私のことを好きな人をよく振り回すんです、「いまからホテルに行ってくるね」とかウソついたり(笑)。 」
- ― いきなり小悪魔になってますけど(笑)。
- 藍「反応が面白いんですよ。 」
- ― なんか、まだまだ、いろいろありそうですね(笑)。
- 藍「う~ん、わかんない。ハハハ。 」
- ― 例えば、将来お店持つとか考えてます? 貯金とかしてます?
- 藍「してない。仕送りしてるから。 」
- ― ん? えっ、えーーっ!! 全部仕送っちゃってるんですか? バイト代も全部?
- 藍「全部仕送ってます。自分に20万円残して全部仕送りしてる。 」
- ― 20万円って生活費で終わりじゃないですか!
- 藍「家賃払って年金払って、保険払って、大変だよ、払うもの一杯で(苦笑)。 」
- ― せっかく身体張ってるのに、全然贅沢できないじゃないですか!
- 藍「だから、プロレスだけですよ、楽しみは。でも、いままで本当に趣味がなかったから楽しいんです。 」
- ― 貯金はする気ないんですか、少しずつしていきましょうよ。
- 藍「あっちが落ち着いたらしますけど落ち着かないから。でも、しょうがないですよ、そういう運命なんだなって思っちゃいました。諦めてます、もう。 」
- ― 切るってことは考えないんですか?
- 藍「切れないです。暴れちゃうから。妹もいるし、危ないです。面倒臭いことになりたくない。一番はそれです。 」
- ― う~ん、本当に濃い人生ですね。また、どこかで取材させてください!
- 藍「はい、いつでも(笑)。 」
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