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【前編】「だって、プレッシャー人間ですもん、私!」周囲の期待が大きすぎて死ぬかと思ったという、デビュー当時のエピソードとは?【古川いおり 人気AV女優インタビュー】

2017.10.11

いつも明るくて元気!な印象の裏で、人付き合いで悶々とする日々や、ちょっとひねくれた性格まで赤裸々に暴露。なんでそんなにネガティブなの~!?なロングインタビュー前編!

  • ──デビュー5年目ですよね。
  • 古川いおり(以下、いおり)そうですね、5年目になっています。
  • ──一番脂が乗ってきた時でもある反面、この前もめぐりさんが引退して悲しいみたいなことをツイッターに書いてたじゃないですか。なので、これからの方向性なんかをいろいろと考えられているのかな?とも思ったりしてるんですけど、どうですか?
  • いおりそうですね。やっぱり引き際は…というか、警察モノのドラマとかで自分のデスクの引き出しにいつも辞表とか入ってるってあるじゃないですか? あれみたいな感じはデビューからずっと思ってて。
  • ──いつでも辞めてやるぞって決意があったんですか?
  • いおりいえ、なんかあったら、いつでも辞めなきゃいけないぞ、精神だけは持っていようと思って(苦笑)。
  • ──あっ、逆に「いつ粗相を犯すかわからないぞ、私」ってほうだったんですね(苦笑)。
  • いおりそうそうそう。アダルト業界のことは何も知らないし、何をやったらご法度なのかわかっていないから、「気づかぬうちに何かやらかして追放されたらどうしよう?」っていう。
  • ──そんなに不安が強かったと。
  • いおりそうなんですよ。
  • ──えー、でも、デビューからずっとうまくいってる感じだったじゃないですか?
  • いおりえっ、そうですかね? 逆に私は、デビュー当時もう怖くて。バレるとか、自分の全部が出ちゃうっていうのが怖いんじゃなくて、SODさんのプレッシャーが凄すぎて怖かったんです。私、結構被害妄想者というか、自意識過剰なところがあったりするので、その時のプロデューサーさんやADさんとか、どんどんハードルを上げてくるんですね。それに応えられる自信がなさすぎて(苦笑)。
  • ──どんなハードルなんですか?
  • いおり「こっちゃん、だったら大丈夫だよ」「売れるから大丈夫だよ」っていうのが、毎回の言葉で、デビュー前に海外ロケにも行かせていただいたし。
  • ──デビュー前のスチール写真を撮るだけでグアム島ロケを敢行したっていう、アレですか。確かに話題になりましたもんね。
  • いおりでしょ! でも、私のデビューした年って制作費がドンドン減り始めているころだったと思うんですよ、業界全体的に。「それなのに海外ロケなんてホントに凄いよ」みたいなことを周辺の人とかに言われ続けて私はドンドン落ち込んで……。
  • ──いやいや、それって逆に誇るべきことでしょ(苦笑)。私だけ特別扱いなんだって。
  • いおりところが、私はそれが全部マイナスに感じられるんですよォ。
  • ──あのぉ、なんでそんなにネガティブなんですか(苦笑)?
  • いおりだって、デビューして売れなかったら「私終わりじゃん!」って思いません?
  • ──それはまあねぇ(苦笑)。
  • いおりしかも、契約も自分が思っている以上の長い契約だったし、これで売れなくて、この本数契約で私、生き残っていけるのか? この期間内、私は正常な精神でいられるのか!って。
  • ──真面目な性格といえば性格ですけどぉ、ちょっとプレッシャーに感じ過ぎませんか(苦笑)。
  • いおりだって、プレッシャー人間ですもん、私! それはいまでも変わらないんですけど、もう死ぬかと思いましたよ、あの時!
  • ──期待してくれたら嬉しいんじゃなくって。
  • いおり期待されると怖いんです(苦笑)。
  • ──全然そういうふうに思わなかったですけど。
  • いおり褒め言葉は全部疑ってかかってます、ホントに。
  • ──ワハハハ! なんでですか(笑)。
  • いおり5年やってきてやっと信用できる人は信用できるようになってきましたけど、デビュー当初って業界が嫌いってわけじゃなくて、人間のことを基本的に信用してなかったんですよ。うまい言葉には絶対裏があると思ったんですよね。この人の言うことは絶対お世辞だし、言ってることの真逆のことしか思ってないってずっと思ってたんですよォ。
  • ──ワハハハ! ひねくれてますねぇ。いったいどんな育ち方をしたんですか?
  • いおり私、真面目な一般家庭の人間で体育会系の両親に育てられたんですけど、どっかでひねくれたんでしょうね(苦笑)。
  • ──きっかけがなんかあったんですか? 学校?
  • いおり学校はあるかもしれないです。人見知りだったので、人と喋るのが面倒臭くなって川の流れように生きてきた人間だったんで。例えば、それが賛成できる意見じゃなくてもみんなが賛成するなら、それでいいやって乗っかってきたタイプです。ですから、頭はずっと冷静で、聞いてる言葉をいろんな解釈で考えちゃう癖がついてきちゃったんです、中学、高校ぐらいから。
  • ──でも、とりあえず、流れには乗って来れたんですよね?
  • いおりこれましたね。その時は。
  • ──それがいつのまに疑心暗鬼に変わっていったってことは、なんか騙されたり裏切られたりしたんですよね?
  • いおりああ、まあ、ありましたけど。しょうもないことですよ、いまとなっては。
  • ──彼氏とかですか?
  • いおり全然全然。学校生活の中で。友達関係の中で複雑なことがあって、軽く裏切られ行為があったりとか。なので、「ああ、そういうことか」って。
  • ──いままであんなことや、こんなことを言ってくれて、友達だと思ってた人間がこんな仕打ちをするのか!と。
  • いおり「じゃあ、もう信用しんとこ」と思って。あと、男前過ぎるのでなんか嫌なことがあったらばっさり人のことを切っちゃうので。だから、そういうことを踏まえていつでも切れる準備をしてるってことは言えるかもしれないです。
  • ──なんか大変そうですね(苦笑)。
  • いおりだから、結構ブラックなんです、私。
  • ──いやいや、凄く明るい方だと思いますけど(苦笑)。
  • いおり喋るのも好きですし、楽しいことも大好きですけど、自分が陰に入った瞬間にばっさり切ったりしますね。明と暗がすごいはっきりしてるんです、性格が。
  • ──暗に入った時って酒に逃げたりするんですか?
  • いおり2年前はしてましたねぇ(苦笑)。
  • ──2年前って何があったんですか?
  • いおりなんかひとり反省会みたいなものですよね。年末頃に「今年もこの仕事ができなかったな、来年できるかな」とか、その年の後悔が全部押し寄せてきたんですよ。11月12月ぐらいに。その2ヶ月間は毎晩のように飲み歩いてましたね、一人で(苦笑)。
  • ──2ヶ月間、酒浸ったと(苦笑)。グズグズになるまで飲むんですか?
  • いおりグズグズまではいかなかったですけど、いい感じに酔っ払ったら帰って寝るっていうのをずっと繰り返していました。
  • ──一人で行って一人で帰ってくる?
  • いおり一人で言って店員さんに愚痴を言いたい放題言って帰ってまた一日ぐらい空けて行くっていう。
  • ──じゃあ、クダを巻くのは馴染みの店なんですね。
  • いおり飲み過ぎたら止めてくれるところです。過去にないぐらい飲み歩いてましたね、その時は。ここか、あそこか、あの店かって感じで(笑)。
  • ──知り合いに相談とかしないんですか?
  • いおり相談はしてなかったかな。その時、仲の良い人はいましたけど、別に言う必要なくない?って思っちゃって。
  • ──まあ、相談ってそういうもんですけど。
  • いおり自分の主義なんですけど、たぶん、この人から自分の求めている答えは返ってこないなって判断したら言わないです。女って結構求める答えを決めてから言ったりすることがあるので、自分がすっきりする言葉を返してくれるかなって考えた時に絶対にもらえないと思ったら言う必要ないじゃないですか。
  • ──確かにそうですね。
  • いおりならば逆になにも知らない人と飲んでなにも仕事と関係ないことを喋ってストレスを発散したほうがいいんですよ。
  • ──でも、それでストレス発散できます?
  • いおりまったくアダルト業界とは違う友達と飲んで、まったく他愛のない、関係ない話をして帰ってくるのが一番スッキリするんです。
  • ──そういうもんなんですか。だけど、女優さんたちって結構つるんでいろいろ喋って悪口も含めて言い合って発散してる感じですけど、それはしないんですね。
  • いおりいや、それもしますけど、最近はちょっといいかなって(苦笑)。仲良い子と飲んで愚痴とか言うんですけど、そっちのすっきりより、まったく業界の違う子と飲んでるほうが楽しいです、いまは。
  • ──時期があるんですね。
  • いおりいまはそういう時期ですね。普通に飲みに行くし、楽しいんですけど。
  • ──例えば、彼氏がいた場合、彼氏に相談するほうですか?
  • いおり彼氏? この業界に入ってから彼氏はいないからそもそも相談できないんですけど、前に彼氏がいた時は相談するとむしろ腹が立ち過ぎて、「早く私の部屋から出ていってくれないかな」とか思ってましたね。その人は上っ面はいい人でしたけど(苦笑)。
  • ──基本的に彼氏には相談しないほうなんですね。
  • いおり相談したいなって思う人に出会っていないんですよねぇ。私も最初のうちはいろいろ相談はしてたんですけど、なんか上辺な返事でばっかりなんで。
  • ──なんですか、さっきから上っ面とか上辺とか(苦笑)。たぶん、自分が他人に関わらないようにしているからっていうのもあるんじゃないですか?
  • いおりまあ、それもあるかもしれないですけど、な~んか、彼氏って。
  • ──チャラチャラしてる人が好きってわけじゃないんでしょ?
  • いおりむしろ、全然嫌いですね。だから、思い出してみると、その時の彼って「いつか近いうちにできるよ」ってことしか言わないんですよ。「私はこんなことがやりたいのに出来ない」とかって泣いてる時に「いつかできるからもっと頑張れ」って(苦笑)。
  • ──ああ〜、「もっと頑張れ」とかつい言っちゃいますよね(苦笑)。そういう時って女の人はなんて言われたいんですか?
  • いおり私の中ではむしろ放置しておいてほしいんですよね。
  • ──泣いてても?
  • いおり泣いてても。見て見ぬフリをして一週間後ぐらいにそれを聞いてって思っちゃうんですよ。感情が“いま悔しくて泣いてる”っていう振り幅にいってるじゃないですか。それを元に戻そうとすると倍振り幅が動いちゃうんで感情がグチャグチャになっちゃうんですよ。だから、「冷静な時に話を聞いて」って思っちゃうんです。自分も思ったことを言えなくなっちゃうんで。
  • ──でも、男はついつい「頑張って」とか言っちゃいますよね(苦笑)。
  • いおりそうすると「いまでも頑張ってるの! こっちは!」って泣きわめくことになっちゃうんですよォ。すると、さらに彼氏は「じゃあ、そのままでいいじゃん」「じゃあ、話すなよ!」とかいうから、変な口ゲンカみたいになっちゃって(苦笑)。
  • ──ああ〜、凄いわかるなあ、耳が痛い言葉です(苦笑)。
  • いおりだから、ちょっと間がほしいんです。せめて次の日にしてほしい。
  • ──そうですよね、女性のほうからしたら絶対そうだと思います。ところが、男としては落ち込んでる姿を見るのが辛いというか、早めに処理したくなっちゃうんですよね。
  • いおり男心ってそうなんですか?
  • ──たぶん。でも、それは彼女のためじゃなくて自分のため。うざい女をなんとかしたいって考えもあるんじゃないですかね。
  • いおりああ、そうなんだ(苦笑)。
  • 次回、「リアルな反応をしたいからプライベートではしたくない!」と言い切る食人気質のセックス感に迫る!
    お楽しみに!!