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【第2回】白石さゆりから北条麻妃へ!AVを引退するつもりが北条麻妃となって再デビューした驚きの秘話とは?【北条麻妃 人気AV女優インタビュー】

2016.06.17

100戦練磨のAV女優さんかと思いきや実際はかなりのウブ!?そんな彼女が何故AV女優になったのか?そして引退を考えていたのに北条麻妃となって再デビューを果たした驚きの経緯とは?

  • Q.以前、現場取材の際に驚いたことがあったんです。モップの柄をあそこに突っ込まれて虐められるというシーンがあって、見てて凄くヒヤヒヤしたんです。一歩間違えば危険な行為なのに、北条さんは「あ、もっと突いても大丈夫ですよ~」って平気な感じだったんですよ。さすがプロだな~って感動したんです。
  • 北条麻妃(以下、麻妃)「え?そんな怖い事を私やったんですか?覚えてないなぁ~(笑) 」
  • Q.本当に!?
  • 麻妃「うん。私、人から見て「そんなことやっちゃうの?」って行動も、意外と覚えてないことが多くって。その時に夢中でやってることほど、後日忘れちゃうみたいなんです。別の作品なんですけど、川上ゆうちゃんとレズ作品をやったんです。これは自分でも信じられないって思うんですけど、ゆうちゃんにタンポンを入れて、それを引っこ抜いて口で咥えたんですって。普通なら考えもつかないことなんですけど、その時はやった方がいいと思ったみたいで。生理じゃなかったので、絵的にはよかったみたいですけど、後から、その話を人から聞いた時に、自分のことを「キモ~い。怖っ」って思いましたね。普通じゃないでしょ? 」
  • Q.スイッチが入ると自分であって、自分ではない状態になるんでしょうか?
  • 麻妃「ん~、どうなんでしょう。ゆうちゃんも、きっと引いただろうな~って思って本人に確認したら「う~ん、ちょっと…ビックリしたね」って。「でも、いいけど」って言ってくれましたけど。 」
  • Q.スイッチが入ると無意識になってしまうんですか?
  • 麻妃「そうそう。レズでも男性とでもね、やりながら瞬間的に思いついたことでしかできないの。頭の中で「こうしよう」と描いても、それは10分くらいで終わってしまう感じ。だから、もう一度、同じ相手で同じことをしてくださいと言われても、同じことは2度とできないんじゃないかなって~って思います。後から自分で作品を観て「こんなことしてたんだ?」ってことが結構あるんです。 」
  • Q.その無意識の状態で、男性の理想にハマるって素晴らしいですよ~。もしや学生時代は男性向けのエロ本とか読んでませんでした?
  • 麻妃「え?どういうこと? 」
  • Q. エロの理想って思春期の影響が大きんです。例えば、思春期にエロアニメが好きだった子は、喘ぎ方もエロアニメみたいになるんです。きっと無意識なんでしょうけど。
  • 麻妃「あ~、なるほどね。そう考えると、私は目指していたものも、望んでいたエロも何もなかったかもしれない。逆に確立したものがなかったから、どっちにもいけるのかな?それがいいのか、どうなのか分かりませんけど。 」
  • Q.潜在的にSMに興味を持っていたという女性は、自然とMっぽい顔になったりするんです。もしくはSっぽく。
  • 麻妃「あ~、なるほど。それはありますね。そういう部分は私に多いに足りないところのような気がします。心の束縛と、体の緊縛は同じだと思っていて、それが苦手だから。苦手だと、本当に苦手な顔が出てしまって…。でも、その表情がいいと思ってくれる人もいるんだと思います。けれど、私自身は、それは決して艶っぽい顔とは言えないと思うんです。でもね、小さいころの話なら、胸が膨らんできた同級生のことは凄い気になって、「いいな~」って思いは強かったですね。 」
  • Q.それが女性らしさの象徴として憧れていた?
  • 麻妃「そう、そういう気持ち。で、この世界に入ったらボインの女性がいっぱいいて、嬉しくって。だからレズの時は、ボインをパフパフッてして喜んでます。男の人の気持ちになって「やらせて~」って(笑) 」
  • Q.あはは…夢が叶ったんですね?
  • 麻妃「叶っていますね。パフパフしながら鼻の下が伸びちゃって「あぁ、鼻血が出そう…」なんて思ってます…ウフフ。 」
  • Q.もしかして初レズの相手の風間さんに対してもそう思っていたんですか?
  • 麻妃「いえいえ。その時はまだ白石なので、大人しくしていましたし、遠慮して言えませんでした。その後、何度も共演しているんですけど、さすがに「パフパフさせてよ」とは言えないですね。大先輩ですので。でも、年下のふっくらした胸の子がいたら、すぐにパフパフさせてもらいます(笑) 」
  • Q.カメラが回っていない時に、そんなことしていたなんて(笑)。でも、理想があってそれに答えようとしているのかなって思いこんでいたのですが、完全に自然にやっていたというのを知って圧倒されてますよ~。
  • 麻妃「自然にというか、その時のその役に合わせてやっているという方が正しいのかも。 例えば女教師役の時には、自分の学生時代にも色っぽい女の先生っていたな~って思いだして、台本を照らし合わせて、こういう先生がいたらいいな~って理想像を演じているんです。男子はお尻を見てたな~とか(笑) 」
  • Q.では、一般の女性をお手本にしているんですか?
  • 麻妃「そうそう。だって一般の人の方がエロいって思うんですよね。私、AV女優をこれだけやっていてもプライベートの経験はドノーマルなのに、一般の人って本当にエロいことをやっていると聞いて、ちょっとショックだったの…。 」
  • Q.なるほど~。だからこそ、男性は北条さんをAV女優さんではなく等身大の『身近に住んでいる美人の奥様』がAVに出ているという感覚で見ているんですよ。同郷だから応援するとか、違ったら裏切られた気分になるとか、他の女優さんから聞いたことがありませんからね。
  • 麻妃「あ~、そういうものなのかなぁ。AV女優として特徴はないことは反省しているんですけどね…。あ、でもね『もしも僕の家のお隣がAV女優だったら』という作品に出演した時、凄いリアルだな~って思ったんですよ。実際、普通にマンション住まいしていますけど、隣の人って全く知らないんですよ。お互いに素性を知らないまま生活していて、ふとしたきっかけに仲良くなっちゃってエッチしちゃうってありうるな~って。 」
  • Q.え!あり得ますか!?
  • 麻妃「あはは…まだ経験したことはありませんけど、ないとは言い切れないですよね~。AVの作品って、日常にありそうな内容の方が、ドキドキするな~って演じながら思うんですよね。数年前に、一般の女性にちらっと話を聞いた時に私の知らないエッチなお店とか知っていて『なんでそんなに積極的なの?』『セックスってそんなに楽しいの?』って本気で思いましたから。一般の女性ってエロくていいですよね! 」
  • Q.でも、そんな一般の女性もまた、北条さんの作品を観て「私もあんな風に激しく乱れたい」って望んでいるんですよ?
  • 麻妃「そうなの!?私こそ、一般の方のセックスを覗いてみたいですよ。私は元々見られたい願望もないので、だから仕事を始めた当初は抵抗があったんです。人前でしたいとか、見られて興奮するとか、スワッピングをしてみたいだなんて全く思ったこともないから。まぁ、カメラの前で脱ぐことは慣れなので、今は抵抗はありませんが、かといってプライベートで誰かに観て欲しいとは思わないですね。そこは何年やっても変わらないところです。でも、見られたい願望や乱れたい願望を持つ女性を冷静に見てみたいですね。 」
  • Q.そのシチュエーションを想像するとカオスだなぁ。一般の方のスワッピングショーを観賞するプロ女優ってシュール(笑)
  • 麻妃「でも、今だからじ~っと他人のセックスを見ることができるな~って思うんです。作品の中でも、私は見てはいけないけれどセックスを見ているという役を演じているときに、女優さんと男優さんだと分かっているのに、恥ずかしくてまともに見ることができなかったんですよ。 」
  • Q.そんなにウブなんですか!?そもそも、なぜAVに出てみようと思ったんですか?
  • 麻妃「やっぱり最初はお金ですね。求人雑誌を見て『素人撮影会モデル募集』というのを見つけて連絡をしたんです。実は、その何年か前に、山とか川に行って素人カメラマンさんのヌードモデルになる仕事をしたことがあったので、それと同じ仕事だと思って。ところが『実はAVなんです』と言われてお断りしたんですよ。『君は売れるよ!』とも言われたのですが『売れるとか望んでいないし、ちょっとお金がもらえればいいだけですので』と断り続けたんですけど、もう熱心に話をしてくれて。最終的に『じゃ、1本やってみてイヤだったら辞めてもいいよ』って言われて出演してみたら、そこから10年経っていて…(笑) 」
  • Q.では、1回目の撮影がよかったということですね!
  • 麻妃「あ、いえ。最初に溜池ゴロー専属が決まって5本契約だったので、結局は約半年はお仕事をすることが決まったんです。でも、もうあっという間に半年が過ぎて、その後もAV女優がハマったというわけではなく、月に1回の撮影ならできなくなはないな~って気持ちで続けていたんです。緊張するし、誰が誰かもわからないし、いろんなところから手が伸びてくるし、もう撮影はイヤな気持ちしかなかったんです。でも、月に1回くらいなら耐えられるな~っていうのが正直な気持ちでした。 」
  • Q.そうなんですか!?かなり赤裸々な本音でビックリしてます…。
  • 麻妃「そう?バイトしよって感覚です。本当に稼ぐために仕事をしているという感覚。でもね、そうやって続けていてふと周りを見たら、みんな真面目にお仕事をしているんだってわかったんです。AV女優だからとバカにすることもなく、人前でセックスしてることには違いないけど、それも真剣な顔で撮影してくれていて『これも仕事には違いないんだよな~』って思ったら気持ちに余裕がでてきたんですよね。そうしたら、不思議とセックスも気持ちよくなってきたんです。そこまでに時間がかかりましたね。 」
  • Q.お金だけが目的ではなくなってきたんですね?
  • 麻妃「そういうこと。だからね、今の新人さんには凄いな~って驚かされていますよ。AV女優という自覚を持って入ってくるし、セックスも楽しんでいるし、レズの撮影でも濡れていますからね。凄いな~って思うことばかりですよ。自分と比べると『私は何もできていなかったのになぁ』って。 」
  • Q.他にも今だから言えることってありますか?
  • 麻妃「う~ん、今だから言えますけど、前の事務所ではそんなにお給料が良くなくて。。月1回しか撮影がなかったし。しかも、イベントもやっていなかったので自分にファンがいることも知りませんでしたし、応援されているなんて思わず、いつも孤独を感じていました。共演作も増えてきていたんですけど、事務所の方針で他の女優さんと仲良くなることを禁止されていたので、連絡先も交換できませんでしたし、親にも友達にも内緒で始めた仕事なので誰にも相談できないから「もうムリだな、私には向かないな」って思って、引退を考えたことがあります。 」
  • Q.え?それはいつですか?
  • 麻妃「名前が変わる前ですので7年前です。でも、事務所に辞めると言った直後に私を熱心に誘ったスカウトマンにばったりあったんです。スーパーで! 」
  • Q.ということは、ご近所で?
  • 麻妃「そう、本当に偶然。夕方になると割引されるので、夜の閉店時間ぎりぎりになって残り少ない見切り品のお惣菜を買っていたんです。 そうしたら後ろから『白石さ~ん』って呼ぶ方がいたんですよ。私を白石さんと呼ぶなんて一体誰…と思いつつ振り返ったら、その方だったんです。そうしたら彼が『デパ地下で買い物してる人になってるかと思いましたよ』って言ったんですよ。で、カチ~ンと来たんです。嫌味を言われた~って思って。 」
  • Q.いい気分はしませんよね。
  • 麻妃「でしょ?だから、『あなたのせいで私はギャラもあまり貰えませんでしたし、今もこんな安いお惣菜を選んでいるんですよ』って言ったんですど、偶然、数年ぶりに再会したということに縁も感じて、おしゃべりしたくなったんです。そうしたら彼も『連絡を取るなと言われて、3年間お話しすることができなかったんです』と、正直に教えてくれたんです。そこで『そんなことがあったのなら、もう一軒だけ紹介したいところがあるんで』って言われて、それが今の事務所なんです。 」
  • Q.それから7年。まさに運命の再会ですね~。
  • 麻妃「そう。私には、まだAV辞めるなということなのかなって思えたんです。だからまだ頑張れるのなら、頑張ってみようって。それが名前を変えるきっかけになったんです。その時、ファンに会ったこともなかったので、名前を変えても誰も私のことなんて知らないだろうって思ったので、髪の色を黒から茶色に変えたり、年齢も逆サバ(実年齢よりも年上だと公表すること)だったのをやめて、再デビューしたんです。なのに、すぐばれたんです、顔で(笑) その時、初めてサイン会をやったんですけど、たくさんの人がいてビックリしたんですよ。当時は、ブログもツイッターもやってなかったので『え?私に会いに来たの?本当に私に!?』って疑ったほどで。その時に『白石さんですよね?』って確認されて、つい私も「はい、そうです」ってあっさり答えちゃって(笑) 」
  • Q.あら…正直者ですね。
  • 麻妃「当時は、(元白石)と書くことも許されていなかったのに『みんな、分かるんだぁ~』って圧倒されちゃって。イメチェンした意味がなかったかな~って思いつつも、AV女優という仕事に縁があるんだな~ってつくづく思いました。 」
  • Q.そこで、熱心なファンを目の当たりにして考えも変わった?
  • 麻妃「そうなんです。こんなに応援してくれている人がいたんだ~って嬉しくて、心強く感じましたね。『○○から電車で会いに来ました』とか『僕は夜行バス出来ました』『新幹線で来ました』って、次々と『お土産です』『プレゼントです』って下さって。『そんなに気を使ってくれるの~?来るだけでもお金がかかるのに』ってビックリして。で、中には『こんな作品に出て下さい』ってリクエストしてくれる人もいて、求められているんだな~って実感して嬉しかったんです。 」
  • Q.感動的なお話しですね~。
  • 麻妃「きっとこれを縁って呼ぶんですよね。あの日、スーパーに行かなかったら、スカウトマンに再会していなかったら、今の事務所に入ってることもないし『北条麻妃』が誕生していなかったと思うんです。 」
  • 次回は、今まで自分では気が付かなかった意外と興奮しちゃうフェチや人気イベント「北条倶楽部」を開催するワケを語ってくれます。
    お楽しみに!!
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  • (取材・文=文月みほ)