影 Shadow 其ノ壱 闇の掟 其ノ壱 闇の掟

作品情報

時は幕末。深夜の静まり返った江戸市中、とある商人の屋敷で、女忍びの華龍に先回りした鴉逗女（女忍び）が、町娘に扮して主と戯れている。そこに葵の命にて主を殺しに現れる華龍だが、鴉逗女によって邪魔され、主の命もとられてしまう。葵屋敷の葵の元に野菜売りに変装して現れた孫六は、次の殺しの依頼をする。葵は、昨夜の忍びについて孫六に探りを入れつつも、華龍を紹介した。その夜、華龍は江戸城へと忍び込む。本丸内の温泉前に、狙う外様大名の駕籠を見つけた。その湯殿に現れた華龍を幕府が使わした女と思い込み弄ぶ大名。そこに鴉逗女が現れ、湯殿から本丸内を移動する闘いになる。遂には、天守閣へと至り、華龍は見事に鴉逗女を斬る。斬られた鴉逗女は、吹き出す鮮血を見て狂気の笑いと共に堀へと墜ちていった。湯殿に戻った華龍は、褒める大名の首を一刀両断にする。そして、華龍は、マントを羽織りその場を去っていった。