【後編】「もう殺してーっ！」ってくらいメチャクチャにされるのが好き！?セックスで一番重要なのは、◯◯◯。撮影中は、一心不乱に本気で好き！でも終わったら感情をリセットする、その訳とは？そして…日々進化中の女優業６年目、新村あかり「本気」の仕事話。【新村あかり 人気AV女優インタビュー】

アナルはですね…まだ長い道のりの、ほんの入り口に立ったような感じですね。

いや、やっぱりアナルにチンチンを入れるってやっぱりねー、異物感がすごいんですよ。結構ズンとくるので「おおおお…」と悶えながら堪えてしまうわけなんですけれど。

もちろんただ堪えてるだけじゃなくて、ほんのり気持ちよさもあるんですね、ただまだ堪える方が多くてアナルの気持ちよさを味わえ切れていないのではないか…と思いはじめたところです。まだ伸びしろがある、まだまだ可能性が眠っているんだと思っています、アナル。

実はアナル解禁も、ちょうどお仕事が低迷していた時期があってその流れを変えるために新しいことに挑戦してみようかな～と思ってしたことなんですよ。アナルで変わる人生って何？って感じですけれど(笑)。でも、やってないことをやるっていうのは悪いことではないので思い切って解禁！

でも、実際にそこからお仕事が増えたんですよ！

あはははは！でも、「アナルもできる」っていうのは私も強みだと思っていて、ここから興味を持ってもらって仕事につながっていければいいな～と思ってます。でもアナルのイメージが強くなりすぎてもそれはよろしくないかもしれないんですけど。

やってみたい…ではなくて、久々にやってみたらよかった～って経験は最近ありました。本当に久々に筆おろしをやったんですよ。私がインタビューして彼の内面、女性に対する苦手意識を探っていくんですけど、その過程があったからより深く童貞の彼のことが理解できて、寄り添うようなセックスができたのがすごく自分の中で充足感というか、満たされましたね。

そう、その子の人生まで考えながらのセックス。「私が一人目になるんだ…」っていう事をすごくすごく考えた！台本と一緒に彼の履歴書みたいな…いかに女性に苦手意識があるのかをつづった資料を見て、１日彼のことを考えてた！！

アハハハハ、本当にそう。あのときはまさしく新村先生でした(笑)。でも、彼の好みの女性っていうのは私とは違うタイプ、広瀬すずちゃんとかだたんですよ。それでも、私でよかったって思ってほしいから…すごく考えさせられました。

いやー…あはははは。おかげで彼も２回発射できて…正常位で発射するのは難しかったので私が完全にリードしての発射になっちゃいましたけど。緊張で勃たないなんてこともなく、無事に初めての相手を務められてよかったですね。

そうですよー、すごく印象深いお仕事になりましたね。

本人は「僕は相槌が下手だってよく言われるんです」って言ってましたけど、コミュニケーション全然できるし、普通におしゃべりできるし「なんで童貞なんだろう」って思っちゃうくらいいい子でしたね。AVに応募してくる勇気はあるし、「何とかしたい」っていう心はあるわけですよ。話していて私が感じたのは、「異性に対して興味はあるし、セックスもしたいけど、異性そのものに対する何とも言えないイヤイヤ感」かな。

やっぱり男と女で壁はあるので、それを乗り越えて好きでいたいのになんかケチ付けられるようなこと言われたらいやだなとか、きっと分かり合えないから、それで傷つきたくないなとか…やはり女の醜い部分というのは私もよーーーーーくわかるので！これは私の方からくだけていたほうがいいなと思ったので、おちゃらけたりして、おバカなくらいで向き合ったんですよ。そうすると彼も機嫌よくしゃべれるし、自分の興味のあるジャンルの話題だったら盛り上げられるし、異性とうまく喋れてることで自信も持てるでしょ？

やっぱりAV女優を目の前にしたら、腰が引けると思うんですよ。それがプレッシャーになっちゃってヘニャヘニャになったら楽しめないので、とにかく相手の懐に入り込めるようにコミュニケーションはしっかりしようとおもって。

そうなんですよね、もしかするとプライベートでもずっとそうかもしれない。トークは大事、相手のことわかってないとセックスは盛り上がらない！！

う～～～ん、男優さんの場合は確かにまたちょっと違うか…な？作品で演る役柄をまず意識するので、自分の彼氏、特別な人だと思ってその日会う男優さんと向かい合いたいから、特定の男優さんのことをお気に入り～とか思わないようにしてるんです。

えっ！だって演じる役が旦那さんだったり不倫相手、ご主人様…一心に想いを寄せている相手がいる一途な女の役だとして、その日共演する男優さん以外の人が「お気に入り」として頭の片隅にでもいたら一途な女にはなりきれないじゃないですか。

なので、その日現場でご一緒する男優さんのことを何よりも想い、現場が終わったらその感情はリセットする、というのが一番うまくいきますね！

私、不器用なんですよ(苦笑)。貞淑な妻の役なのにほかの男のこと考えてたらとんだヤリマンじゃねえか～って自分でもしっくりこないので、頭の中でけじめ付けとかないと役には入り込めないんです、あはははは。

何度も言いますけど、特定のイメージが付いちゃうのはいや～ですね(苦笑)。

「やっぱ新村ちゃんにはこの役あってる」と言われるよりは、「今日のお芝居すごくよかったよ」のほうが嬉しい！

台本を読み込んで、現場で監督さんと私が演じる役の人物像のすり合わせをして作りこんでから挑んでますね。台本には書かれていないけど、監督さんの頭の中にあるものも大事にしたいので…１回の撮影でも私結構頭使っちゃうんですよ(苦笑)。

でも、そんな考えこんでガチガチになってる私の頭をスコーン！と真っ白にしてくれるような、本気の男優さんに当たった時は燃えちゃいますね。

やっぱり撮影もお仕事ではあるけれど、人間の本性を見せていくものだから、仕事とはいえ仕事であることは忘れてこそだと思うんですよ。そこで本気ぶりで引き込んでくれる男優さんとはどんな設定であろうと本当に良いセックスできますね…

どうしても私って頭の中で「どうしようかな」を考えながらセックスしてしまうので、それをすっ飛ばしてくれる人が好きです。一度共演した女の子と話した時に、彼女とは男優さんに求めるものがまるっきり違っててハッとしたんですよ。イラマチオの話だったんですけれど、彼女は「酷いことをしてくるけれど、ちゃんと優しさがある人が好き」というタイプ。

でも私は全然ピンときてなかった…私はむしろ「殺されるんじゃないか！」「仕事じゃなくてマジだ！人間の感情どっかで忘れてきたサイコパスなんじゃねえの！！」くらいの方が、痛みも苦しみも超越してハイになっちゃうんですよ(笑)。

そう、なので自分のかわいそうさは求めてないかな？

でも「もう殺してーっ！」ってくらいメチャクチャにされるのは好き(笑)。

中途半端だと素にかえっちゃって全然…やっぱり、仕事を忘れちゃうほど本気のセックスって最高だと思うんです。男優さんにそれをされて本当に楽しかったことがすごく身についてるからこそ、私はレズのタチの時でも受けの子をのめり込ませるような本気で当たることを心がけていたりするんですよ。

尺とか段取りとか全部忘れちゃうくらいのセックス、なかなか行き着けないんですけどそれが実現したときの楽しさったらないですね！

前回のXCITYさんのインタビューでは、好奇心が強いからいろいろやってみたいってお話でしたけど、今は「自分と自分のセックスをさらに良くしたい」っていうモードなのかもしれないですね。やっぱり、気持ちいいことの方が人生にとってはプラスだと思うので、それを求める旅の途中って感じですね。

たとえばXCITYさんのインタビューと同じく、本当に３年ぶりにお会いした監督さんから「前と全然違うね、めっちゃ良くなったよ！」って言われて、それは素直にうれしかったんですよ。努力もしてるし、頑張るようにはしてるけどやっぱり人からそういっていただけるのは格別じゃないですか。

もしかしたら数年後にはアナルめっちゃ感じまくりで、クリもシコれるくらいデカくなってるかもしれない(笑)。やっぱり変化が起きないってつまんない、今の自分も最高だけど、未来の自分も「今、最高！」って言えるくらいになっていきたいですね。マジで今は旅の途中なんで、このまま走っていきたいですね！！