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【第1回】元気なだけの美少女は卒業…複雑な乙女の胸の内を初告白【乙葉ななせ 人気AV女優インタビュー】

2015.12.25
葉月七瀬 葉月七瀬

ショートカット美少女を代表する元気で明るい乙葉ななせちゃん。デビューから４年目を迎え、ありとあらゆるプレイに挑戦している真っ只中ですが、実はその胸の内には、これまで誰にも言えなかった気持ちの揺らぎがあったのです。高い理想と憧れと現実。せめぎあう乙女心を初めて打ち明けてくれました。

  • Ｑ. デビュー以来、トップ女優として活躍し続けている乙葉ななせちゃん。ＡＶに出てみようと思ったきかっけは？
  • 乙葉ななせ（以下、ななせ） 「大好きな女優さんがいて、その方に憧れて思い切って応募しました！ 」
  • Ｑ．それは凄いね。ななせちゃんをそこまで駆り立てた女優さんって？
  • ななせ「もう引退してしまったんですけど、カトリナ（加藤リナ）ちゃんです。とにかく可愛くて、そこからいろんなＡＶにも興味を持つようになったんです。他の女優さんを調べてみたら、綺麗でカワイイ方がたくさんいることが分かって、私もＡＶ女優になったらそうなれるのかな～って期待してたんです。 」
  • Ｑ．カトリナちゃんには会えたの？
  • ななせ「いいえ…。同じ業界にいたら会えるのかと思っていたんですけど、逢えないまま引退されてしまったんです…。そのせいで、今も私の中では偉大な存在で『私もカトリナちゃんみたいになりたい！』って想いがどんどん強くなって、それがなかなか叶わないうちに、気づいたらけっこう長い間、女優を続けていたんですよね。 」
  • Ｑ．カリトナちゃんとななせちゃん。２人とも人気のある女優さんだけど、ななせちゃん自身がまだ納得できてないってことかな？
  • ななせ「はい。少し前にツイッターでも呟いたんですけど『いつまでも夢に辿りつけないな…』って。いつまでたっても、自分はカトリナちゃんみたいになれなくて、気が付いたら初めて撮影した時から４年が経っていたんです。 」
  • Ｑ．何を持ってゴールか、それは他の人には決められないから、もはや自分との闘いってことだよね。
  • ななせ「そうなのかもしれませんね。そう考えたのは、実は仲良しの女優さんや良くしてくれた先輩が次々と引退発表をしていったからなんです。それで自分の先の事を考えたら「私はどうなんだろう…」って。「まだまだ、自分の目標を達成できてないなぁ」って。４年と言う節目もあるし、そこで見切りをつけるのか、もう少し続けるのか…。実は今も悩んでいます。 」
  • Ｑ．いつも元気いっぱいのななせちゃんから、こんなお話を聞くことになるなんてビックリ。でも、ＡＶ女優という仕事は始めるのも、続けるのも自己責任。でも、どんなプレイを解禁して、何がＮＧなのかは、自分の判断だけでは決められないお仕事だし、悩みは尽きないよね…。
  • ななせ「はい。もし引退するとしたら、絶対に戻りたくないんです。マイクを置いたら振り向かないでステージを降りる。それがカッコイイ引き際だって思うから。カトリナちゃんもそうやって伝説になったわけだし、ファンにとっても夢がありますよね。先輩女優さんに相談しても、やはり引退して戻るのは難しいことだと言われていて、だから今、自分の将来について真剣に考えている最中なんです。 」
  • Ｑ．カトリナちゃんのどんなところにそこまで惹かれたの？
  • ななせ「ネットでおしゃべりしてる動画を見て、凄いいい人そうだな～って思ったんです。あと、ルックスがメチャタイプなんですよ。それと、そんなに胸が大きいわけじゃないですよね。それまで私、ＡＶ女優＝巨乳じゃないといけないって思っていたんです。でも、カトリナちゃんを知って、胸がなくても愛嬌だったり笑顔だったりたくさんの人を喜ばせることができるって知って、それに感銘を受けたんです。 」
  • Ｑ．ななせちゃんって胸にコンプレックスを持ってるの？
  • ななせ「胸はちっちゃいな～って思います。みんな、ぶる～んってなるくらいのサイズじゃないですか～。 」
  • Ｑ．え～。それは、ＡＶ女優さんの基準じゃない？なかなかぶる～んってなるほどのおっぱいの持ち主はいないよ！
  • ななせ「そうですか？私の学生時代の仲良しグループの子が私ともう一人の子以外、みんなＧカップとかあったんですよ。体育の時間とか目にやり場に困るくらいプルンプルンで（笑） 」
  • Ｑ．それは、エロアニメの世界の話じゃなく？（笑）
  • ななせ「現実ですよ～。私の親友の妹が着エロアイドルをやってるんですけど、Ｈカップとかあるんですよ。どこをみても大きい子しかいないから、自分の胸の小ささが気になってしまって。彼氏に小さいって言われたことはないですけど、男友達には貧乳って弄られますよ～。 」
  • Ｑ．なるほどね。人知れず乙女心が傷ついていたのね…。だからこそ、カトリナちゃんの存在は大きかったと。
  • ななせ「そうなんですよ。しかも、去り際もかっこよかったじゃないですか、だから今も大きな存在なんです。引退を発表して、さっと辞めるってＡＶ女優としては一番の去り際だって思うんです。 」
  • Ｑ．いつまでやりたいって思う？
  • ななせ「う～ん。でも、10年後までいることは想像できないなぁ。きっと、今みたいに制服を着る撮影はなくなって人妻作品ばかりだと思うし。左手の薬指に指輪とかはめちゃうんでしょ？（笑） 」
  • Ｑ．で、ニットのアンサンブルとか着ちゃってるんでしょ？（笑）
  • ななせ「え～、ますます想像できな～い（笑） 」
  • Ｑ．ＡＶ界って特殊だから、今が忙しくても来年の事は全く分からないし、10年後なんてますます想像できないよね。でも、この４年間は振り返ってみて充実していたと思う？
  • ななせ「はい。本当にやりたくて入ってきた世界なので、何もかも新鮮で楽しくて。一度、体調を崩しかけてお休みしたいと思ったことはありましたけど、精神的に疲れて辞めたいな～なんて思ったことは一度もありませんでしたね。 」
  • Ｑ．それは凄い！でも、この世界、皮肉なことに意気込んで業界入りした子ほど、夢と現実のギャップに悩んですぐに辞めてしまうものなんだけど、それはなかった？
  • ななせ「ギャップですか…たしかにありましたね。でも、いいギャップしかなくて、むしろどんどん面白くなっていきました。元々は、撮影って少し暗いイメージはあったんです。スタッフさんも静まり返った中で黙々と撮影が進んでいって、作業的なのかなって思っていたんです。でも、実際はみんな超面白い人達じゃないですか！ 」
  • Ｑ．うんうん。私もそれはビックリした。まさか、あんなに和気藹々とした中で行われているとは思わないよね～。
  • ななせ「そうなんですよね～。みんな仲良しで笑いあったりしてますしね。撮影だけじゃなく、イベントもたくさんやって貰って、ファンの方たちも優しい人が多くて、本当にいいギャップしかないんです。 」
  • Ｑ．撮影に関しては、和やかすぎてその中でセックスをするのが恥ずかしくなっちゃうんじゃないの～って思っちゃうんだけど？
  • ななせ「ん～。私、楽しい方が好きなので、わいわいした現場で楽しくエッチする方が好きです。勿論、その中に、イヤらしさを醸し出さないといけないのは分かってるけど、シリアスなレイプよりはにぎやかな乱交の方が興奮しちゃう。 」
  • Ｑ．かなり大人数のぶっかけの作品があったよね。たしか、40～50人の男性に囲まれてしまうような壮絶な作品。そういうのも好き？
  • ななせ「あ、大好き。逆ハーレムだ～って思っちゃう。だって、私の撮影為に１日にそれだけの人数が集まってくれるなんて凄いことじゃないですか。めっちゃ嬉しくなっちゃう。モテてる気分になるから（笑） 」
  • Ｑ．実際モテてると思うけど…でも、ぶっかけだよ？精子を浴びたい願望は以前からあったの？
  • ななせ「ぶっかけ願望はなかったですけど、やったこともないことをやってみたい願望は昔からあるんですよ。どんなことでも、まず１回やってみたいです。私、食わず嫌いって事がイヤで、まずは１回試してみてから、好きか嫌いか決めたいんです。 」
  • Ｑ．へ～、度胸があるね！
  • ななせ「あはは…でも痛いことはイヤですよ。それ以外は、いろいろ挑戦していたら４年で一通りのことは経験できたんですよね。 」
  • Ｑ．たしかにそうだね。サイトでチュックしてみて驚いたけど、凌辱、レズ、中だし、大量ぶっかけ、フェチもの、乱交、痴女、淫語、若妻、ドラマ、ドキュメント…あらかた網羅してるね。これまでで一番、好きだと思った作品は？
  • ななせ「自分らしさを出せるアドリブの作品が好きですね。型にかっちりハマって自分を殺されちゃうような撮影だと『あぁ～あ』って思っちゃう。それよりも自由にセックスを楽しめる作品の方が好き！ 」
  • Ｑ．では、コスプレなど、原作ありきの作品だとセックスもいまいち盛り上がれない？
  • ななせ「原作がある場合はまた別ですね。自分なりに原作を読み込んでインプットできるから。でも、そうではなく、監督の頭の中できっかり役がきまってるような場合だとキツいんですよね。人の頭の中は覗けないので、やりながら葛藤してしまって。 」
  • Ｑ．葛藤がある限りは感情移入はできないしね？
  • ななせ「そう。考えすぎてしまうタイプなので、どうしたらいいのか分からなくなってしまうんです…。 」
  • Ｑ．でも、そこまで考え込むという事は、監督の要望に答えたいって思ってる証拠じゃない？
  • ななせ「たしかに、それはありますね。でも、ＡＶの撮影って考え込んでやるものではないって思うし、それがいいのかどうか難しいところですよね。 」
  • Ｑ．『いつもの通りにやってよ』って指示をする監督さんもいますが、女優さんの中にはそれが一番ヤリずらいって子も結構いるんですよ。でも、ななせちゃんの場合は、丸投げされた方が嬉しいの？
  • ななせ「そうしたら一言『じゃ、いつもみたいに騒いでいいですか？（笑）』って断りを入れて、いいよって言われたら、もう好きかってやっちゃう。例えば、乱交の場合は男の人が１人しか余ってない状態になったら、他の女の子と『この人は私のだからね～』とか奪い合いとかするのが面白いから好き！ 」
  • Ｑ．うんうん『無邪気にエッチ』ってななせちゃんのイメージそのものだしね！
  • ななせ「あはは…ＡＶってファンタジーじゃないですか。私生活で、乱交なんてありえないけど、ここでならみんなでワイワイできるから。 」
  • Ｑ．なるほど。ななせちゃんの場合の『いつもの通りのセックス』は、プライベートのセックスという意味ではなく、ななせちゃんの願望をそのまま実現させたセックスなんだね。
  • ななせ「そうです。それが私の『素』のセックスなので、変わったシチュエーションの方が楽しめちゃうんですよね。黙々とするセックスもいいけど、変わったシチュエーションを楽しめるのがＡＶの魅力なんだと思うので。普通じゃないことがしたくって始めた仕事ですから！ 」
  • 次回は、ななせちゃんの意外なエロ嗜好について語ってくれます！
    お楽しみに!!
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  • （取材・文＝文月みほ）