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【第2回】セックスに目覚めたのはデビューしてから!?ちなちゃんの驚くべき過去のセックス観とは?【松岡ちな 人気AV女優インタビュー】

2016.07.25

小さい時から大きな胸がコンプレックスだったというちなちゃん。デビュー前のセックスもあまりいい思いがなく、セックスはマイナスイメージだったそう。そんなセックス観が初イキで大きく変わった!?ちなちゃんの意外な過去と現在のギャップとは?

  • ― ここからはちなちゃんのセックス観について聞いていきたいと思います。ちなちゃんが性に目覚めたのはいくつ頃?
  • 松岡ちな(以下、ちな)「性に目覚めたのは作品で言う3~4作目で、そこで初イキをして目覚めたんですよ。それまでセックスって嫌いでむしろしたくなかったんですよ。 」
  • ― 初体験も遅かったの?
  • ちな「高校2年生の冬、12月だったと思います。当時つきあっていた彼氏と初絡み…あはは…させて貰ったんですけど、全然気持ちよくなくてむしろ気持ち悪いくらいに感じたんですね。相手が18歳の高校3年生だったので卒業と同時に分かれてしまったんです。 」
  • ― では、セックスに魅力は感じていなかったんだ?
  • ちな「はい。彼が小さかったのか、慣れていなかったのか分からないんですけど、気持ちいいとも痛いとも思わなくて、濡れる感覚も分からなかったんです。おっぱいを触られても鳥肌が立つほどイヤで、それが原因で喧嘩になったりもして、3月に分かれるまでに10回くらいしかしてないんです。だからいい経験がなくって…。 」
  • ― その後、彼はできたの?
  • ちな「はい。プライベートで経験したのは、その後につきあった彼を合わせて2人だけで、なんかいい思い出がないんですよ~。 」
  • ― いい思い出は全然ないの?
  • ちな「う~ん。1人目の彼なんですけど、相手が早くイキすぎて「ごめんね」って言って頭を撫でてくれたんです。でも、その時、私はなんで謝るのか分からなかったんですよね。とにかく早く終わって欲しいとしか思っていなかったから。 」
  • ― ちなちゃんの本心は彼に伝わってなかったんだね?
  • ちな「そう思います。なんで、精子を出すことが早いと謝るんだろうって疑問さえ感じてしまって。でも、その時の彼がすっごく優しかったんですよ。それでキュンってしちゃって(笑) 」
  • ― 不意打ちだね(笑)。では、セックスというより彼の心遣いにときめいたのね?
  • ちな「そうです。やっぱりセックス中に「好きだよ」とか甘い言葉を囁かれたら、心が満たされますよね。今は、カラダが満たされることが重要って言いたいですけど、当時は心が満たされることの方が大事だったんですよね。 」
  • ― セックスが気持ちいいからするというものではなかったということだね。「なぜセックスしなくてはいけないのだろう」くらいに感じていたのかな?
  • ちな「そうですね。セックスの重要さが分かっていなかったんだと思います。性欲処理をさせられている気持ちだったんです。会うたびに求められていたせいなのか、義務的な行為でしかなかったですね。「なんで、つきあっていたらセックスしなくちゃいけないの?」くらいの感覚でした。毎回毎回、体を求められるというのはイヤな思いでしたね。 」
  • ― 当時から胸が大きかったの?
  • ちな「Hカップに近いGカップはありましたね。太ったり痩せたりと繰り返しているうちにこうなったんです。 」
  • ― 高校生の男子から見れば、Gカップもある彼女がいたら「セックスしたい~」という欲望は止められないでしょうね?
  • ちな「う~ん。その時は胸ばかり見られて悪口とか言われるんですよ。「あいつ何カップあるか聞いて来いよ」とか言ってるのは聞こえてくるんですよ。私、小4くらいで膨らみ始めてスポーツブラを付けるようになったんです。だから、なるべく目立たないように小さいサイズのをつけてたんですけど、プールの時にはどうしてもバレてしまうので「生理です」って言ってズル休みしてました。先生からは「お前の生理はいつまで続くんだ」って言われましたけど、私たちの世代って先生もあまり強く言えないので、それ以上叱られることはなかったですね。 」
  • ― そんなにコンプレックスだったの?
  • ちな「はい。プールに出るくらいなら学校すら休んでましたね。6月7月は休みがちで、今も泳げないんですよ。 」
  • ― そこまで胸にコンプレックスがあったから、余計に体だけ求められているんじゃないかと嫌悪感が増していったのかもね?
  • ちな「それはあります。昔から胸のことしか言われてこなかったので…。私、結構、人としゃべらないタイプだったので、良く覚えていないんですけど、胸を弄ったようなあだ名をつけられていたみたいなんです。カラダのことって一番弄ってはいけないことだと思うんですけどね…。 」
  • ― 思春期の男子はそこまで考えが及ばないんだね~。
  • ちな「これは胸の大きな女の子しか分からない悩みでしょうね。学年で胸の大きな子は他にもいたんですけど、私は小柄だったので目立ってしまったのかもしれません。 」
  • ― 今はどうなの?
  • ちな「ラッキーって思ってます。自分では胸がアピールポイントになってるとは思っていないんですけど、皆さんがこの胸で喜んでくれるならいいやってラッキーって思ってます(笑) 」
  • ― 大人になったのね~。
  • ちな「でも、一時期は脂肪吸引も考えましたね。邪魔だし、走ると痛いし。でも、手術跡は残ると聞いて諦めました。友達に「大人になったら垂れるから」って言われて、面白いな~って思ってましたけど。 」
  • ― そこまで深刻に悩んでいたのであれば、初めてイケたときには嬉しかったでしょう?
  • ちな「はい。3本目で初イキしたんですけど、それまでセックスにちゃんと向き合えてなかった私に、「セックスとちゃんと向き合え」って言ってくださる監督がいて、その方に撮って頂いてイクことができたんです。「イクことに集中して。そうすれば大丈夫だから」って言われたんです。男優さんに気持ちを入れて接するようにって。そうしたら、本当に身も心も気持ちよくなれたんです。2本目までは自分がただAVを撮られている感覚しかなかったんですけど、3本目からは自分から発信しようと思えて、人生初めてイッたんですよ。 」
  • ― セックスに対するマイナスイメージが飛んじゃうくらいに、心も体も気持ちよくなれた?
  • ちな「はい。だから、その日の撮影は全てのセックスが気持ちよくなれたんです。それまでも気持ちよさは感じたけれど、身も心も満たされたのはそれが初めてでした。相性の問題もあると思うけれど、両方満たされることがセックスには大切なんだと気づくことができました。 」
  • ― 撮影だとどうしても肉体的な刺激を求められてしまうと思うけれど、やっぱり心も満たされたいんだ?
  • ちな「はい。そこはプロになり切れていないのかなって思ってしまうのですが、やっぱり私も一人の女の子ですからね。女の子として理想のセックスを求めてしまいます。 」
  • ― 戸惑いながらも成長していく姿がたまらないんだよね~。
  • ちな「えへへ…そうなんですかね?でも、その3本目の撮影を終えて以降は、セックスが月1の楽しみになりましたね。あ、私、撮影でしかセックスしていないので…。だから、これがあまり言っちゃいけないのかもしれないけど、主観モノってあまり激しくないので、不完全燃焼なんですよね。 」
  • ― あはは…主観映像は目の前の男性を見つめてはいけないので、心を通じ合わせるのは難しいものね。
  • ちな「そうなんですよ~。それに、カメラをじっと見つめることが恥ずかしくなってしまって…えへへ。もっともっと頑張らなきゃなって思ってます。 」
  • ― ところで、イクとどうなるの?
  • ちな「イク寸前は目の前が真っ暗になるんですよ。目を開けているのに真っ暗になって、イク瞬間にいきなりはじけ飛んで眩しくなる感じです。ヒヨコがくるくる巡っているような、星がチカチカ瞬いてるような、クラクラするくらいの気持ちよさ。でも、普通の気持ちよさとは別ものなんですよ、イク瞬間って。飛んでるみたいっていうか、トリップしてる感じなんです! 」
  • ― 壮絶なイキっぷりだね~!
  • ちな「そうなんです。トンネルから外にでた瞬間みたいな感じにも似てますね。そして、イク直前って息も止まっちゃうんです。それは家でオナニーをしてるときもそうなんです。家なので、そもそもそんなに大きな声は出しませんけど、イクまじかになるとイキが止まるですよ。ちなみに私、なぜか頭が高い方がイキやすいので、オナニーの時には高い枕を使ってます(笑) 」
  • ― 頭の高さって関係あるの?
  • ちな「たぶん…。感じてくると頭に血が上りすぎちゃうのかも? 」
  • ― ずいぶん、研究してる感じだけど、オナニーはいくつからやってるの?
  • ちな「撮影で初めて経験して、そこからなので最近ですね~。デビューするまでは、エロに対して「恥ずかしい事」というイメージしかなくて、友達が下ネタを言っても笑えないくらい引いてましたね。今では申し訳ないって思いますが、AVを観ている人も恥ずかしい人たちだって思っていたんです。 」
  • ― これまた随分と、現在のちなちゃんとのギャップがあるね~。
  • ちな「そうなんですよ~。だって、今は自分からAVを観たいって思って、いろいろ探してますからね(笑) 」
  • ― しかも、作品を観る限りは大胆な女の子だって感じていたので驚いちゃう。
  • ちな「そうですよね。作品の中ではキャッキャしてますものね(笑)でも、本当は今でもすっごく恥ずかしくて、キスするときも目を閉じちゃうんです。うっとりしてるんじゃなくて、恥ずかしいからなんです。 」
  • ― それ可愛すぎますって!!(笑)
  • ちな「なぜか、どんどんウブになってきてるんです。デビューして半年は『もっと頑張らなきゃ』って気持ちが強かったんですけど、だんだん羞恥心が芽生えてきたんです。 」
  • ― 最初はプロの女優として頑張ろうって力が入っていたのかもね。最近は、いい具合に力が抜けて、1人の女の子としてセックスを楽しむという感覚に変わってきたんじゃない?
  • ちな「はい、そう思います。やっぱり、セックスって恥ずかしいですよね~。テレちゃうんです。何度も会ってる男優さんの方がテレるんです。初めて会う方には気を張っているので、そこまでテレることはないんですけど。それは、男優さんに限らずファンの方に対しても同じなんですよ。何度もイベントに来てくれる方には『この方、もう何度も私のエッチなところを見てくれてるんだなぁ』って思ったら、凄く恥ずかしくって。 」
  • ― それもかわいいエピソードだね!
  • ちな「でも、そう思った途端に恥ずかしくなって、急にしゃべれなくなったりするんですよ。困っちゃいますよね~。だから、その恥ずかしさを隠すためにテンションを上げてるんです。 」
  • ― そうだったのね!でも、その元気さに憧れている女の子のファンが急増しているよね。新人女優さんからも憧れられる存在になってるの知ってる?
  • ちな「え?新人さんまで?どの子ですか。教えて下さい! 」
  • ― ん?急に目が輝いたね?
  • ちな「だって、私、カワイイ女の子好きなので『ちょっと一晩泊まろうよ』って誘いた~い。『ラブホいこ!』って。 」
  • ― ラブホ~!?レズじゃないよね?
  • ちな「あはは…私、男脳なんですよ。最近は女の子の友達を『ラブホ行こうよ。何もしないからさぁ』って誘ってるんですけど、めっちゃ断られるんです。 」
  • ― 男脳っていうか、チャラ男脳だね?(笑)
  • ちな「あはは…女の子に対してだけですよ~。だから、どうしても女の子とラブホに行きたいんですよね。この仕事を始める前に2~3回だけ行ったことがあるんですけど、駐車場のカーテンを超えるのは恥ずかしかったという記憶だけで、あとはよく覚えてないんですよ。お風呂が広くて綺麗だったことと、カラオケがあったことは覚えているので、ぜひ女の子と一緒に楽しみたいんですよ~。最近は、美味しいごはんを食べられるところもあるって聞いたので! 」
  • ― 女子会プランのあるラブホもあるくらいだしね。あと、コンセプトがある楽しいところもあるよね。部屋が教室になってるところとか!
  • ちな「え~、そこ行ってみたいですね。それにしても、そういうところで一般の方はどういうおセックスをしているんでしょうね?教室で何するんだろう。最近、AVではないセックスがみてみたくって(笑) 」
  • 次回は、なぜそんなに女の子が好きなのか?更に一番気持ちよかった作品などたっぷり聞いていきます。
    お楽しみに!!
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  • (取材・文=文月みほ)